まかぷです。日が経ってしまいましたが、帝国劇場「ガイズ&ドールズ」を拝見しました。
再開時に観ることができましたが、また止まってしまうとは思わず…博多で再出発して本当によかったです!ハラハラだけど…
中止になるかもと思うと、楽しみにするのも我慢気味です。わーん!
で、ガイズ&ドールズ!
ブロードウェイミュージカルらしく、山あり谷ありで、全てがうまくいかないようで最後はうまくいく(笑)、ハッピーな舞台!
豪華キャストで、特に演出が面白く、大満足のミュージカルでした!
ミュージカルを観た!とゆう気持ち。
そして、私が元々ガイズが少し苦手だと思っていた理由が自分でわかりました(笑)
「舞台の面白さ」が満載の演出
演出が、宝塚版とも違って新鮮で、ワクワクする展開がたくさん!
舞台が街中を切り取ったようなスタイルで、特に階段の使い方が面白かったです。
階段が、セリが下にある時は地下鉄の出入り口で、セリが上がった時は飛行機の搭乗階段になるという。
言葉で言い表しにくいのですが、
ハバナから帰る時は、スカイとサラが飛行機の搭乗階段を登り始めるとセリが地下へ下がっていき、2人が階段の上に着く時にはNYの地下鉄の出口になっている。(伝わりますように笑)
面白くて拍手しそうになっちゃった。
またダンスナンバーも面白く、
クラップゲームでは、ダンサーさんがサイコロを投げる動作を1人ずつコマ送りで表現していて躍動を感じました。(競技の「集団行動」のような)
お一人ずつは静止しているのに躍動感がある不思議。
また伝道所(地下)も、セリが活用されてちゃんとビルの地下にあるのが面白かったです。(ビルが裏返るとセリの下から地下室が登場)
舞台ならではの楽しさがぎっしりでした。
盆も多用されていて、宝塚ご出身のお二人が誰よりもうまく盆に乗れるあたりが、さすがだなと思いました(笑)
アメリカ人として見たい
思うところは、アメリカ人の感覚を持っている人が観た方が面白いだろうなということ。(キリスト教が身近な人)
本当ならば、キリスト教に関するユーモア(?)が多く感じられる舞台なのではないかな。
私は宗教の感覚がないので、サラの救世軍の活動などがイマイチピンと来ない(身近でない)。
スカイが「イザヤ書だ」と訂正する場面などから、スカイは相当詳しい(むしろサラよりも信仰深い?)と想像するわけだけれど、想像するしかないのが悔しい〜!
ブロードウェイミュージカルを見ると、よく感じます。現地の感覚が欲しい〜!
また改めてガイズを観て、自分はサラが酔っ払って恥ずかしい状態になるところがどうも苦手らしい、とわかりました。
自分の若かりし頃の飲んだくれ状態を見ている気持ちになるというか(笑)
サラがお酒と知らずにあの状態になるのが、なぜか居た堪れなくソワソワしてしまうのです…(笑)明日海さんが可愛いだけに、さらに。
でもあれがサラの別の本当の姿でもあるのかな。個人的にガイズがしっくりこないのは、そのあたりかもしれません。
それにしても、
その後のバーでのナンバーは明日海さんのスター感(ショー感)が素晴らしくて、私のソワソワする気持ちを吹き飛ばしてくれました。
楽しかった。
そしてお衣装が、とーっても素敵でした。特にアデレイドちゃんや街の女の子たちのお衣装が、出てくるたびにワクワクしてしまうお衣装でした。
豪華キャストさん
なんと言っても、キャストが豪華!
スカイ:井上芳雄さん
宝塚のキザな男性像を本物の男性の井上芳雄さんがやる新鮮さ!
逆輸入状態だけれど、スタイル・歌唱共にやはり抜群で、宝塚のスカイ像に近かったです。
かっこよかった!
サラ:明日海りおさん
お歌は少しドキドキしたけれど、踊る時の惹きつける力が健在でスターでした。
なによりビジュアルが最高にキュート!バンビのようでした。
あんなにかっこいい男役さんだったのに、すっかり女性らしくて。男役さんってすごいな。
ネイサン:浦井健治さん
声が若くて素敵。
アデレイドに感情移入していたので、婚約を逃げ回る本物の男性にイラッとしてしまいました(笑)
が、逃げ回っていても、一応アデレイドのことを大切に思っているように感じて、そこは浦井さんの魅力かな。
井上さんも浦井さん。このお二人のノリだからこそ、最後にすごいスピードで上手くいくあたりに「まぁいっか」と思えました。
アデレイド:望海風斗さん
可愛かった〜!
宝塚版は男役がやるのでブリブリのお役に仕立て上げられているけれど、なんとも人間らしく、愛らしいお役になっていて。
明るく一生懸命に生きているところにキュンでした。
宝塚版よりも、年齢や性別も嘘がない感じで、感情移入できるお役でした。
そして噂には「可愛い」と聞いていたのに、大変セクシーでありました。
ナンバーの中で、コルセットにガーターとゆうスーパーセクシーなお衣装の場面があり、ひゃあ〜!でした。
が、それでは終わらず。
最後には毛皮で体をぐるぐる巻きにして、コルセットを外して吹っ飛ばすとゆう…
ひゃぁぁぁ〜!!望海さん、可愛い〜!
結局、宝塚ファンならではのところで大いに盛り上がってしまいました。
はい!
総じて、話題性があるだけでなく、
歌えて当たり前、魅せられて当たり前レベルの役者さんたちが揃っていて、楽しいミュージカルでした。
4人だけでなく、他のキャストさんも。
こんなにもお歌や演出で楽しませてくれる舞台が、どうか千穐楽まで駆け抜けられますように。
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