【観劇感想】星組「ロミオとジュリエット」2021ーAとBパターンを観てー

観劇の感想
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観劇予定がテトリス状態、MACAPUです。

(あ、「ほんものの魔法使」祝初日♡早く観たいっ)

東京のBパターン初日を観劇したのですが、感想が多すぎて言葉にまとまらず。

先日、ムラぶりにAパターンを観たので、両パターンを思い出しながらムヒムヒします♡ムラで見た時よりも、パワーアップしていたのも感動!!(特にお歌)

 

 

全体感や礼さん&舞空さんについては前回書いたので、主にABの役替わりについて

あとは、私的に今作の大ヒットは極美さんでございましたというのと、

「宝塚は過去に1度だけ」という方をお誘いしたら、やはり「礼真琴」は最強だったという件について。

↓前回はこちら

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AパターンとBパターン 個性が分かって楽しい

とかいって、これだけ言いたいけど、こっちゃん(礼真琴さん)となこちゃん(舞空瞳さん)の「ロミオとジュリエット」好きだな~

主役が「こっちゃん」というより「ヴェローナの若者たち」ぽく見えるのがスキ。

それでも圧倒的な歌唱力とダンスでトップスターの真ん中感を魅せつけてくるこっちゃんがすごい。

そして、なこちゃん。

「ジュリエットが強め」という言葉通りエネルギーが凄まじく。(初夜の翌朝の「ロミオ行かないで」のところは、その苦しそうな姿に胸打たれた。ちなみに、あそこの礼君のシャツ1枚はやばい。最高です。合掌。額縁に入れたい。)

なこジュリエットのロミオを追って自害する納得感

(いつもあの自害するシーンは、自分をナイフで刺すって…そんな辛い勇気ある?!と見ていたけど、あのジュリエットならばやりかねない)

しかしバルコニーの「今、行くってば!」は強すぎて、そこからロミオにキャピッ♡ってなる二面性が。。ロミオはあの姿を見てびっくりしないのかしら(笑)

(なこちゃんというより小池先生だと思うけど)そこはやりすぎ?と思ってしまった。

歴代のロミジュリを観ているファンには大変新鮮で面白い場面だと思うけど(笑)♡

さて

役名AB
ティボルト愛月ひかる瀬央ゆりあ
ベンヴォーリオ瀬央ゆりあ綺城ひか理
マーキューシオ極美真天華えま
パリス伯爵綺城ひか理極美慎
ヴェローナ大公輝咲玲央遥斗勇帆
天華えま愛月ひかる
碧海さりお希沙薫
敬称略、すみません

やはり役替わりって観ている側はおもしろい~全然違うのだもの!!(役替わり日程はこちら

特に印象に残っているお役について。

 

どちらの役替わりでも共通に感じた印象は、

愛ちゃん→存在感、瀬央っち→人柄の良さ、あかさん→知的、ぴーすけくん→繊細

これって役者さんの個性なんでしょうね~(主観的な感想だけど)

極美くんは冷静な判断ができないので後述しています。

 

印象に残った役替わりを一言ずつ!

ティボルト

愛月さんの色男よ!ガタイは良いけど「実は弱い」を強く感じた。初めてティボルトを不憫に思った。

瀬央っちのティボルトは、赤チームからの人望が熱そう…(モテるというより信頼を集めてそう)!瀬央っちのごつくて切れ者っぽい姿が新鮮でキャッ♡

私的に歴代一番好きなのは、真風さんのティボルトかなッ荒々しい男!!!って感じで。

ベンヴォーリオ

瀬央っちのベン、すき!

やはり礼君と同期なだけありロミオとベンの仲が特別に見える(主観)。この二人は目指したい世界が同じだったんじゃないかな、と。

ジュリエットと結婚した時も、怒るというより、どうして先に言ってくれなかったの?感。

ベンがロミオに「ジュリエットは死んだよ」と言うところ。

私は毎度「おい!ベンのばかぁ!」となってまうのですが、瀬央っちベンだと、ちょっと許せた。。。(笑)

「どうやって伝えよう」のお歌も、いつも「伝えなくていいよ!ばかー!」とツッコんでたんだけど、瀬央っちの時は感じなかった。一緒に「どうやって伝えようね」となった謎。

あか(綺城)さんのベンは知的!広く俯瞰した視点で、両家が争っていることを、どこか冷めて疑問に思っていそう。「どうやって伝えよう」のお歌に、アレンジが効いてて素敵でした。うまい!

マーキューシオ(パンチの効いたこのお役が大好き)

完全に好みでの感想で言うと、極美くんのマーキューシオめっちゃ好きでした。それは後述するとして。

ぴーすけ君(天華えまさん)のマは優しそうだったな~本当は繊細なのにそれを隠すために強がっている風というか。ベンも見てみたかったな~。勝手に寂しがり屋さんに見えた(笑)お友達になりたい。

●死!!!!

愛ちゃんの死は、冒頭の両家の登場シーンで死神の物語でも始まるのかと思ったわ。これはエリザベートか?感。

完全にあの場面の主役だった。裏で操っている「死」ではなく死が始めた物語となってゐた。そして初めて「死」のお役に「男」という性別を感じた(笑)

今まで、「死」は概念的で性別を感じたことがなかったけど、愛ちゃんは男だったな~。うん、すごい。

ぴーすけ君の「死」は、私的に好きで。すごく気持ち悪かった(褒めています)。ヌメッと場面にいて、ズンっとロミオに死の影を落としているのが。

見えない何かに怯えているロミオに説得力があった。

 

愛ちゃんの死は、「死」が目を付けたロミオが死に追いやられた感じで、

ぴーすけ君は「ロミオの中から生まれた死の予感」という感じ

面白い役替わりでした。愛ちゃんの大きな存在感もすごいし、ぴーすけくんの指先一つ一つまで繊細に動かしている様子も素敵だった。

パリス

これも役替わりで相当違ったけど、

あかさんのパリスは絶妙に結婚したくない。婚活アプリで見たら、きっと条件を絞っても引っかかる最高なスペックなんだけど、絶対に「いいね♡」とか押したくない。表情からも、なんか嫌~な感じが出ているというか(笑)すごく頭で考えてキャピュレットを狙っている感。いいわぁ~。ベンとの差もおもしろい。

極美君のパリスは結婚したい!!!結婚したい!!!!!(後述)

役替わりについては以上!

特筆したいのは極美くんなのです。

極美くんのパリス&マーキューシオが!!

極美くんが私的MVP!

ツボすぎて。オフの様子だと、ほやーん、のほーん、おんなのこ~のイメージが強いのだけど、役作りが素敵すぎてすっかり虜になってしまった

マーキューシオは、そもそもスタイルが超絶良くって、背が高くて新鮮!!今まで華奢な方がやっていることが多かったから(早霧さん、美弥さん、天寿さん、壱城さん。※紅さんは観ておらず。それぞれ大好きだったんだけど)

瀬央っちとの並びが、二人とも大きくてきれい!見た目がまず最高。

というのと、あのほわわんな極美君が、喧嘩の時に、イッっちゃってる目で首をコキコキってするところとか!肩を気持ち悪くゴキゴキって動かすのが、、、、かっこよくて仕方ない!

(もともと、マーキューシオの狂っているところが大好きなんですけど)

そして死ぬとき!!

極美くん、死ぬ瞬間に、ちょーーーちっさい声で「ロミオありがとぅ…」とつぶやいて果てたんだけど。そこがツボすぎて!

そのシーンは、いつも「ロミオ!ジュリエットと幸せになれ!」となることに、若干違和感があったんです。突然すぎて。

でも極美君を見たら、死に際に心からロミオの幸せを願ったんだろうな、となってね、よかったです。納得。不意打ちに、その一言が聞こえたので感動で放心した。(空耳だったらどうしよう、すみませんw)

あと極美くんのパリス!!!

めっちゃ結婚したいんだけど、どしたらいいですか。

すっごい幸せになると思う!

例えば、今みたいに緊急事態宣言になったとしても「今日の指輪は、なににしよっかな~♡ね~どうする~?これ!どう?!」みたいなさ。ごはん作るのに失敗しても、「わははーSNSにアップしよ~カシャカシャ」みたいなさ。アホの種類が絶対に幸せになれるやつ

 

でもね「16歳のジュリエットには響かない」というのも、わかるんだ…!

恋愛に疲れ果てた世代には「最高なパリス」(アホさがちょうど良い)なんだけど、恋に恋する16歳には響かないパリス

極美君が何かの時に「ジュリエットは、パリスが嫌でロミオに行ったと思われたくない。パリスもいい人なのに、それでもロミオを選んだ、というのを出したい」と言っていて、まさにそれ!!!(あかさんも同じこと言っていたのだけど、二人が最終的に作り上げるものが違うのもおもしろい♡)

極美くんの作り上げるパリス、大好きでした。

マーキューシオも、パリスも、極美くんの役作りが素敵で、、、うん、よかったなぁ。

98期が素敵…りっひー

あと、とにかく楽しいのが98期!!(友達に素敵な人を挙げ続けたら「全員98期」と教えてもらった)

まず有沙瞳ちゃんの乳母が素晴らしいのと、ぴーすけくんはもう書いたので、置いといて。

夕渚さん(ドレッド)と、天希ほまれさん(サイヤ人)と、湊璃飛さん(刈上げ)の、髪型の潔さとイケメンっぷりよ!!

特にりっひー(湊さん)の、片面の総刈上げ!!刈上げというかモヒカン。それなのに、残った髪の毛はストレートのポニーテールというね。一部、ストレートをハラリと落としているのも最高にかっこいいです。

だめだ私の乏しい語彙力では、あの髪型は表現できない。とても凝った素敵な髪型。

観た方はわかると思うけど、とにかく美人なのにそこまでやってしまう潔さがかっこよかったです。

ザビエル活動で感じた「礼真琴さん」の最強さ

楽しかったのは、ザビエル活動♡

宝塚を観たことがない方をお誘いするのは、私の趣味(ザビエル活動)なのですが、コロナによりストップしていて、やっとロミジュリで再開♡

Twitterに書いた通りなのですが…

既存のファンって、スターさんをその舞台上でだけで判断していないというか。様々な要因(成長、人柄、キャラとか)でスターさんを好きなことが多いと思っていて。(少なくとも私は)

もはや私なんて「できないところだって愛おしくて好き」みたいな事態になっていて…

宝塚には「はじめての方には伝わりにくいそのスターさんの魅力」が、たくさんあると思っている。

だからこそずっと見ていたい!という深みにはまってしまうのだけど

なので、長年のザビエル活動により、初めて見る人には魅力が伝わりきらないこともあると思っていたのですが、

こっちゃんって、そうゆうバックボーンとか完全に抜きにして、舞台をただ見るだけで「抜きんでて何でもできるスーパースター」というのが明白で。

ご一緒した先輩の絶賛状態を見て、改めて礼真琴のすごさを感じました。

発するオーラも現代的だし、いい意味で宝塚っぽすぎない(癖とかがない)し、誰が見てもかっこいい。

というか、フィナーレのこっちゃんの「ヴェローナァアahhhh‥‥ヴェローnah」を享受して、平常心でいられるのは仏様くらいのものだよね。

すごいなぁ。礼真琴。

こっちゃんにはその最強さを活かして、これからも、宝塚を観たことがない人を宝塚の世界に惹きつけるお役を担ってほしいな~

という、お前誰目線だよ、な言葉で感想を締めくくりたいと思います。

 

もっと書きたいくらいだけど、以上でした♡!!

明日は千秋楽か!止まってはしまったけど…本当に再開してよかった!!

 

ぁあ。ヴェローナahhhだけでも、もう一度聴きたい…

 

追記:両パターンのBlu-rayが出ましたね♡

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