【観劇感想】月組新人公演「グレート・ギャツビー」ー少しダーク&芸達者さん多数ー

観劇の感想
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まかぷです。ありがたきことにご縁をいただき新人公演を拝見しました。感謝…

まずは無事に公演があったことが、何よりも良かったです!!!!

主演のコンビのレベルも高かったし、素敵な新人公演だった…

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新人公演バージョン

カットになったのは…

ギャツビーとデイジーの出会いの場面(親に反対されるところ)、ジーグフェルド・フォリーズ(劇団)関連、マートルの事故、ギャツビーとデイジーが結ばれた場面、ニックとジョーダンの恋、あたりかな。

(本公演を1回しか観ていないので、何となくですが)

私としては、ニックがギャツビーに言うセリフ「君が1番価値ある人間だよ」がカットされたので、

ギャツビーがさらに救われない形に見えて、ズーーーンとなりました。

そこからの葬儀の場面は、泣かずにはいられない…柊木さんがすごい!

またトムの2人目の浮気相手が出てこないので、本公演よりもトムがデイジーを好きそうに見えました。

 

全体的に本公演を踏襲していると思ったけれど、雰囲気は少し違ったかな?

月城さんも彩海さんもデイズィーへの熱量は同じなんだけど、

月城さんは「デイジーに恋をし続けている」感じで、彩海さんは「デイジーが好きすぎて人生が狂っている(這いつくばって生きてきた)」印象が強かったような。面白かったです。

そこが違うから全体の雰囲気も少し違うように思いました。

新公はギャツビーが幸せな場面が少ないからかもしれない…

スターさん 将来が楽しみ〜

ギャツビー:彩海せらさん(102期)

新人公演の年齢でギャツビーは難しいだろうなと思っていたけれど、

良い意味で若く見えず、安定感がありました。さすが。

彩海さんの声が低い響くお歌がうまい!技術で若さをカバーした感じ。

普段の透き通る声と全く違うので、発声するたびに「本当にあみちゃんですか?!声変わり?!」と思いました。ギャップにキュン。

意外だったのは、月城さんのギャツビーを踏襲している部分もあるものの、

ダークな表情を浮かべている瞬間が多くて、裏社会で生きてきた印象を強く感じました。(その力は雪組で備わったのだろうか…笑)アイスキャッスルが似合う。

普段の様子の彩海さんとは別人のよう。アウトロブルースの貫禄も、カッコよかったなぁ

驚いたのは、最後の「車を運転していたのは僕だ」が、なんの溜めもなくあっさりだったところ。当然のように言うから、逆に怖かったです。

ずっと前からデイジーのために裏の世界で生きていく覚悟を決めていたのかな。ジェイ…涙

 

周りのメンバーの身長が高いので将来どうなるのかなぁと思うけれど、お歌と安定感で真ん中感をドーン!と発揮していて素敵でした

 

デイジー:きよら羽龍さん(104期)

想像通りの実力者。発声するとフワっと場面が明るくなるような声も素敵。

ただデイジーの心情を感じる場面が割とカットだったように思い、もっとしっかり観たかったです。

最後は、涙がポロポロ溢れるのが切なかった。ゴルフ場からの熱量が素敵でした。

  

トム:七城雅さん(105期)

前回のロマ劇も素敵と思ったのですが、やはり…す、て、き!ス、テ、キ!

超美形とゆうよりはオーラなのかなぁ。魅力的〜。

一緒になっても全く幸せになれなさそうなのに、なぜかモテそうなトム。本公演よりも性格が悪そうだったけれど、それもまた素敵でした。

お金があるからこそ満たされない人なんだろうな…

 

「キスシーンは初めて」とのことだったのですが、あんな濃厚なのが初めてなんて、ヒエー!

カッコよくてキョロキョロしちゃった(小学生)

キスシーンの途中で、マートルが「なんで電話すぐ切るのぉ(プリプリ)」のお顔が見えて可愛かったです。←

そこは、そうゆう流れだったのか。



ニック:瑠皇りあさん(103期)

前半は華やかな見た目が邪魔をして「ニックっぽくない」と感じたものの、

お芝居が進むにつれ「素朴で優しい普通の青年」ぽさが伝わってきて、素敵でした。すごい。

セリフが聞き取りにくい時が少しあったけれど、私の耳がテンションが高まりすぎて機能していなかったかも。

葬儀の場面では、

ギャツビーのお父さんのお話に「嘘ですよ」と言わずに「存じております」と言う言い方がとても優しくて好きでした。ニック好きだな。



そして今回の新公で特に素敵だったのが、蘭世さんと白河さん!!!

本公演とまた違った人物像になっていて、その自立した役作りがかっこいい〜。なんだか月組は娘役さんが実力者大量になってきたな…すごい…

ジョーダン:蘭世惠翔さん(102期)

第一声で鳥肌が立っちゃった。声、低っ!

男役の経験を活かした、かっこいい自立した女性。モダン。


映画版のジョーダンもかなりかっこいいので、私のジョーダンのイメージそのものでした。

デイジーと対極だからこそデイジーと仲が良いんだろう。蘭世さんらしいジョーダン像。とても好きでした。

マートル:白河りりさん(103期)

良い意味で、おバカっぽくてそれが愛らしくて、トムが遊びたくなるのがわかる。トムにはちょっと鬱陶しい感じもあり。

デイジーの「女の子は馬鹿な方が良い」の言葉を思い出してしまうようなマートル。(新公はあのお歌はなかったかな?)

可愛いのに、トムから見るとちょいウザ感もあり。

トムがデイジーを結構好きそうにも見えました。

登場のお歌もさすがだったし、本公演も十分できてしまいそう

たま〜に沙央くらまさんに見えました。

ジョージ:真弘蓮さん(104期)

芝居達者さん!本公演よりもマートルと年齢が近いのでトムと対局の世界で切なかった…

この若さであのお芝居ができてしまうなんて、もっとキラキラしたお役でも観てみたい!

ギャツビーの父、運転手:柊木絢斗さん(102期)

父が!最後だけの出番にも関わらず、突然心臓を鷲掴みにされて泣いてしまいました…

あの瞬間だけは、新公であることを完全に忘れて物語に入り込みました

ウルフシェイム:大楠てらさん(102期)

ふざけているところが、大物のおっさんっぽくて怖かったです。007とかに出てきそう。

お歌だけ、あれれ?となったけれど、今後の月組のあのポジションを担っていく方なんだろうなぁ。

改めて、本公演の輝月ゆうまさんの年齢を操る力がすごいな〜と思いました。

その他は…

ラウルの天つ風朱李さん(107期)が、すでに完成していて恐ろしい…!

エディの涼宮蘭奈さん(106期)も可愛らしかったです。スーツの時は逆にカッコよくて素敵。天つ風さんとの並びが綺麗でした。

ジュディの花妃舞音さん(106期)は、たまに美園さくらさんに空見しました。オマセな女の子!

一瞬なのに、エディとジュディのお話をもっと観たくなるような、かわいい二人でした。


  

彩海さん筆頭に、芸達者さんが多い新人公演でとっても素敵でした。

作品自体を楽しんでしまった。

珠城さん時代から「芝居の月組感」が増し増しだな。素敵。

以上でした♡

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