まかぷです。星組「ディミトリ/JAGUAR BEAT」!
初見は2幕が終わって「?!(記憶喪失)」だったものの3回観たら大好きになりました。素敵な2作品!この2作が組み合わせがまた良い。
1幕で涙の余韻に浸っていると、2幕でビンタをされたような衝撃を受けて、強制的にハッピーになって終了という感じ(笑)
観劇の3時間は、色んな感情が生まれて「人間を楽しんだ〜!」という気持ちになれる。
そして、暁さんの星組大劇場デビュー!(全国ツアーは中止で観れなかった涙)
とーっても素敵でした。
ディミトリ-血の通った舞台-
細かい部分で「?」となるものの、そんなことどうでもよくなるほど終わりの展開に涙でした。
リラの精や兵士など多くの方が活躍されていて見応えたっぷり!戦いのダンスナンバーも迫力があって素敵。
特にモンゴル軍の登場や、銀橋のジョージア軍の登場・弓使いなど。舞台の奥行きを感じる演出にワクワクしました。
戦いの場面もダンスが混じったりして、カッコよくてお気に入りです。
また舞台転換が複雑な王宮の中を歩いているようで映画(映像)を見ている感覚になりました。
ジョージアのお衣装も新鮮で煌びやかでした。(加藤先生なんだ〜!?)
礼真琴さんと舞空瞳さんの作品の中で1番好きかも。
しかし何度見ても原作を読んでも、ルスダンがディミトリに裏切られて即刻ほかの男に抱かれるのは解せない(笑)極美さんが美しすぎるばかりに、より軽率な行動に見える。
そこだけは、うぉーい!案件です。
原作を読んで深まる
ちょいちょい解せぬところは、原作を読んだらスッキリ!
以下、私的3大スッキリ。
●ジャラルッディーンがディミトリ(ルスダンの元夫だよ!?)を信じすぎな件
→各国に「ディミトリはルスダンから酷い仕打ちを受けたこと」が噂で知れ渡っていた。(ディミトリはルスダンを恨んでいると思える状況)
●奴隷のミヘイルが突然部屋に入ってくる件
→ミヘイルは、タマラ王女の馬事件からルスダンに毎日お花を届ける係になっていた。
●ルスダンが、ディミトリを処罰したくせに使者のディミトリに「無事で何よりです」と言う件
→ルスダンは、ディミトリをトビリシに置いて行ったら「どこかの国に救われるかも」と微かな希望を持っていた。
記憶違いもあるかもですが、原作を読んでスッキリした部分でした。
スターさん
ディミトリ:礼真琴さん
支えに徹した礼さんの包容力!
ルスダンと思わぬ形で結婚することになった時の複雑な心境など繊細なお芝居が素敵でした。歌唱力だけでなくて表現力もあるお歌のうまさが、さらにお芝居の深みにつながっているというか。
礼さんはどんなお役も器用にできる実力者だけど、ディミトリは礼さんにしか出せない魅力が詰まってる感じで、今までのお役の中で1番好きでした。
ルスダン:舞空瞳さん
お転婆な幼少期から王女の自覚が芽生えるまでの変化が見事でした。
ディミトリの死の覚悟を察してから最後の知らせを聞いたの時の表情が苦しかったです。後半のお芝居が特に好き。
そして結婚式のジョージアンダンスがすごい。ローラースケート履いてますか?というレベルの動きにびっくりします。
ジャラルッディーン:瀬央ゆりあさん
舞台だと謎な人物でしたが(原作を読んだら結構スッキリ)、瀬央さんだから「良い人(大きな人)」であると思える。
美がすごいので、美男が好きなことに説得力がありました。瀬央さんの帝王感も新鮮でかっこよかったです。
アヴァク:暁千星さん
すごい〜!
アヴァクの熱演のおかげで物語に厚みが出ているというか。原作は少ししか出ないので、生田先生の脚本力も感じました。
アヴァクなりの正義があるのでお役に筋が通っていて。
最後にディミトリがアヴァクに認められたときは涙が。。。
アヴァクが書状を届けにきて、
ルスダン「王配の議会への出席を認めてくれますか」
アヴァク「もちろんです!」からもうアカンのだけど、
その後、ディミトリが死んでいるとわかっているのに「ディミトリ様が戻られるまで国をお守りします」(セリフは覚えてない)が、泣ける〜。
暁さんの迫真の演技が超・素敵です。この場面が作品の中でも好きでした。
やーー暁さん!月組だと、ダンスを一手に担っていたけど、月組を出たらお芝居も光ってる。(もちろん元からお芝居できるし、星組もお芝居うまいです)
アヴァク父のひろ香祐さんも暖かくて、国を思う気持ちは同じだけど親子でアプローチが違うのが好きでした。親子っぽいのよね、すごく。
ミヘイル:極美慎さん
美しさが非凡。短い出演でも美しさゆえに存在感がすごかった。(兵士にもいますよね…?目がゆく)
ギオルギ王の綺城ひか理さんは、暖かさを感じる王でピッタり!
ナサウィーの天華えまさんは、お役を天華さんの力でキャラ立ちさせている感がありました。
どのお役も役としての気迫に溢れていて、血の通った作品だな〜と思いました。好きな作品です。
JAGUAR BEATー礼さんの丁寧さ!ー
大好きなショーになりました!
何が好きって中毒性のある音楽!
「3時間はある」と感じるお得感。
場面と場面の切れ目がほとんどない疾走感。
番手に「あっ…」と思う隙もない大量のスター銀橋渡り。
ド派手で可愛い配色のお衣装。
正直お話は理解しきれていないのですが←、「楽しい」に尽きる。
一つ言うなら、電気は使いすぎかな(笑)
あと5人の神が、こちらに向かって何かを投げてくるシーン。意味のわからなさが最高潮に達して大好きです。誰か意味を教えて…
スターさん
やはり星組のトップコンビさんはすごいな〜というか星組生の体力の凄さ。
そしてジャガービートにおける礼真琴さんが大好きでして。
礼さんが、このはちゃめちゃな世界の中で、一際丁寧に動かれているのがかぁっこ良い!
体力も限界に近いはずなのに、常にゆとりが感じられて。
後ろにほっぽり出される手の指先まで神経が行き届いている。
そして自由自在の声色!一体何種類の声を聞かせていただけるのでしょう。
特に好きなのは、ロケットの前のロックスターのところ♪
あとはずっと長髪の鬘なのに短髪になる場面がキュンです。
舞空さんは、クリスタルファンタジーのダルマ姿が…!天才。
セーラームーンのようで、舞空様ぁあああ!となります。その姿を観たいがために何度も通いたいくらい。
瀬央さんは見るたびに美しくなられる!
ジャガービートの世界観にドンピシャにハマっていて…性別のない美しい存在というか。
クラブのシーンや、謎な「マジ!マジ!マジック!」のお歌が瀬央さんの明るさにピッタリで大好きです。
クリスタルバードを撃つ場面がかっこよくてお気に入りです。帽子が似合う。スタイルが良い。
暁さん!やっぱりスーパースターさん。オーラと存在感がすごい。
私は常々「暁さんは組み替えした方が良い!(してほしくないけど)」と思っていたのです〜(笑)。
「月組の可愛いありちゃん(スーパースターなんだけど愛されキャラでみんなその事実を忘れがち)」から「暁千星さん(バックボーンなし)」で勝負する環境になって。(伝われ〜笑)
暁さんも気合いが入っている様子で格段とかっこよくなられていました。
「心が揺れる〜」の歌唱力が好き。あまり暁さんを知らない人は「歌も歌えるんかい!」となるだろう。
極美さんはグッと番手が上がった感じ。やはり美しい!
暁さんとの場面のアメニアスが美しいのと、ファイティングジャガーがキラッキラで大好き!!
天華さんの女豹がぁあああ〜!!可愛すぎる。
銀橋のラスト(本舞台の幕を引き下ろす)が斬新でかっこよくて超お気に入り場面です。
天飛さんはオペラで見ていると見つめ返される現象は何。勘違いなんだけれどね、お友達に言ったら、みんなそうらしい。そう思わせる能力があるってすごい(笑)
ダンスがかっこ良いのー。でも見つめ返されるから怖くて(好きになってしまいそうで)凝視できないです。(はい、勘違い、おめでとう笑)
また、小桜さんの美声の使われ方の素晴らしさ!詩ちづるさんは一層可愛くなられて、抜擢がすごいことになっていました。
書ききれないのですが、素敵なスターさんと場面だらけ!
はちゃめちゃなお祭りみたいなショーが大好き〜!!
暁さんが加わり、極美さんの押し出しが強まったことで、星組のスターの密度(層の厚さ)がより一層すごいことになっていました。
(どんな時期も素敵だけれど)長い目で見ると組が特に盛り上がる時期ってあると思っていて、星組はすごいことになる気がする。
この2作品も大好きで最高に楽しかったし、今後もとっても楽しみです!
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