いよいよ、雪組の千秋楽。望海さんの退団。
ご友人様のおかげで千秋楽を観劇予定(感謝しかない…)。
ここ一週間ばかりずっとドキドキソワソワしているMACAPUです。
そしてソワソワしすぎてお昼ご飯を食べ忘れていることに気がついた。
千秋楽に向けて…気持ちをメモメモ。
望海さんの退団は、私にとって一時代の終わり。ちゃんと臨まないと。
その前に、ずっと言葉にできないでいた3週間前の観劇も、母の感想が嬉しかったので、ちょっとメモメモ。勝手ながら望海さんが誇らしいのよ〜
母とfff観劇-望海さんが誇らしい-
母には今の雪組はぜひ見て欲しくて、やっと叶った。
事前に学習キット(スカステの関係番組、プログラム)を送りつけたものの、わかるかなぁ、と心配だったけど、終演後は号泣していた。
後で聞いてみると、耳が聞こえなくてもそれを運命と受け入れたベートーヴェンに感激した、だと。
宝塚のレベルの高さにも、甚く感激していた。(母はブロードウェイ派で割と辛口)
この作品が、宝塚ファンや望海さんファンが観て感動するだけではなくて、客観的に観て素晴らしい作品であることに改めて気が付かされました。
私は雑念なしには観れないから…。。
母の感動している姿を見て、望海さんが最後にしてもなお、ここまで人を感動させる作品を作り上げていることに感動しちゃった。
ただ台本がすごいだけでなく、望海さんだからこそ、そのベートーヴェンの強さやパワーが爆発的に表現できていて、運命を受け入れるラストに持っていけるのだろうし、
望海さんだけでなく、真彩ちゃんや雪組生さんのそれぞれの個性の上で作品が成り立っていて、今の雪組生によってしか再現できない作品であることが、とっても感動的。
上田先生も雪組生も奇跡。もちろん生田先生も。
シルクロードも、母が「音楽も素晴らしくて、楽しかった~!」と感激していて、いいショーがラストでよかったぁな、としみじみ。
コロナの時代で大変だったと思うけど、このタイミングで!このお芝居とショーで!今の雪組で!公演がされていること!それが素晴らしい事だなぁ、と思いました。
後日、母が「春野寿美礼さんもすごかったけど、やっぱり望海風太さんもすごかったなぁ」と送ってきて、望海さんにお伝えしたいくらいの素敵な言葉で嬉しかった。春野さんに並んだよ。
そして母よ、「風太」ではない。「風斗」です。もしくは「ふー子」です。
はぁ、ふー子に会いたい。
望海さんだけをご贔屓に全作品を観てきたわけではないのだけど、勝手ながらとても誇らしくなった観劇でした。
客観的に、望海さんって、雪組って、宝塚って、やっぱりすごいんだよ!
おまけとして、母の「朝美絢の成長がすごい。あの人はなぜトップにならないの?」という感想も面白かった。グランドホテルぶりに見た朝美絢さんの成長がすごいのだと。ほぉ。
貴重な公演だったけど、母を誘ってみてよかった。
個人の感想としては、なんだかもう言葉に表せない凄まじい「エネルギーの塊」で。言葉が見つからず。感じたままの脳みそを、そのまま保存したかった。
一筋の長い真っすぐの畝-望海さんの残すもの-
ここから先は、千秋楽前にメモしたかったこと。
ずっと謎だった、ラストのロールヘンからの最後の手紙「ナポレオンの話」。
調べて、自分なりに解釈をして、望海さんにぴったりのメッセージと思いました。
セントヘレナ島で散歩に出たナポレオンが、畑で農夫から鋤を奪い、一筋の長い真っすぐの畝を作り、1枚の金貨を渡した。
セントヘレナ島にいたナポレオンって「あとは死ぬのみ」の状態。その時に、一筋の畝を作って金貨を渡す。
それはつまり、その作った畝に農夫が金貨で買った種を植え、そこからまた新しい農作物ができて、未来の豊かさに繋げる、という行為なのかな、と思いました。
自分の命は尽きるけど、それでも未来につながる何か(土台と種)を残す。
まさに、ベートーヴェンが最後に人間への「歓喜を忘れるな」というメッセージ(曲)を残した行為に近いと思うし、「第九」は現代にもずっと残っていて。
勝手ながらに、退団する望海さんも同じだな、と思いました。
望海さんは明日から宝塚からはいなくなってしまうのだけど、それでも確実に未来に残しているものがあって、この先の雪組が素晴らしかったら、それはきっと望海さんが作った真っすぐな畝に植わった種が花開いている、ということ!
とか言って、上田先生の意図する解釈じゃないと思うし、勝手なのですが。
そう解釈してみました。とても明るいメッセージとして受け取ってみた。金貨でタネなんて買わねーよ!って感じかもしれないけど。
望海さんが宝塚から物理的にいなくなってしまうのは寂しくて倒れそうだけど、望海さんが残してくれるものを信じる。
これから先の雪組・宝塚をずっと見守るぞ!
今日は最後に物理的に存在する望海さんを、しかと目に焼き付けます!
本当はもっと書こうと思っていたけど、ここまで書いたら気持ちがハクハクMAXなので、ここで書くのを止めて、いったん心を落ち着かせてから劇場に足を踏み入れます!
とってもいいお天気。
きっと素晴らしい日になる。
きっと最高の公演になる。
どきどき。
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