ファンタジー苦手のMACAPUです。
雪組 朝美絢さんの東上予定作品「ほんものの魔法使」を読みました!
この本はファンタジーの極みだったけど面白かった!
ざっくりあらすじ
公式HPにほとんど書いてあるのだけど、
アダム(朝美絢さん)が愛犬のモプシーと一緒に、魔術の都でやる魔術師組合の選考会に出る話。
ただ「魔術の都」には魔術師が集まっているのではなく、集まっているのは手品師ばかり。(魔法ではないから仕掛けだらけ)
そこに突然、アダムが現れて本当に魔法が使えるらしいということで大騒ぎ。
審査員やら都の人たちは「本物の魔法があっては、手品師の立場が危うい!」ということで、アダムの魔法のネタ(仕掛け)を探したり、アダムに悪さをしようとして、大騒動になっていくお話。
で、選考会には「助手がいること」が必須条件で、ジェイン(野々花ひまりちゃん)を助手にする、という。
そんな感じでした。
魔術の都なので、街の情景とかが私の頭の中ではロード・オブ・ザ・リングやらハリーポッターやらウィキッドのエメラルドシティのような壮大な煌びやかな世界で想像してて、どうやって舞台にするんだろう?という。
情景はいいにしても、町の中では挨拶がわりに手品を披露しているとか…
アダムの魔法に至っては、割った卵を元に戻したり、鳥を大量に出したり、金貨を降らせたり…
映像に頼らずに舞台で本当に手品やら魔法をやるなら、今からヒヤヒヤする&ワクワクする(笑)
キムシン先生だと映像は使わないような気もするし(笑)あー大変だ大変だ。
ラストのミステリアスな感じから、これって誰かの退団公演にも良い作品では?と思っちゃった。(明日海さんとかに合いそうな…)
結構、好きなラストでした。
オペラ座の怪人(ファントムではない)のようなラストというか笑
登場人物のキャラが濃い!愛犬だれー!
登場人物は、ざっくり、
魔法使いアダムと愛犬モプシーと助手ジェイン、
あとは同じ選考会に出ているダメダメ手品師のニニアンと、選考会の審査員たち(個性爆発)!
やーさ、愛犬モプシーをやるの誰ですか。♡
モプシーは「ものをしゃべる犬」とゆうことで、めちゃくちゃしゃべるし、辛口で生意気で可愛いし、ジェインよりもずっと出番がありそう。
私は本を読むまでは、勝手ながら縣千氏の犬を大いに期待していたけど、「小さなボロ切れのような子犬」「小柄で動く毛玉のよう」とゆうことで、、縣氏では大型犬になってしまう。
彩みちるちゃん・花束ゆめちゃんあたり怪しい…?「伯爵令嬢」のようにぬいぐるみでやるのか…
愛犬モプシーどうなるの〜!!!ワクワク。
で、アダムの描写が!見てないのに鼻血出そう!
赤茶けた髪を短く刈り込んで、淡緑の眼、笑うとくしゃくしゃになる目尻、温かみのある口!
選考会本番は、白の燕尾服に白タイにシルクハット…
目力を発揮しそうな描写もたくさんあって、楽しみ〜!
(普段の服装は、鹿革のズボンとシャツとチョッキとのこと…ん?w)
そしてジェインはまさかの12歳。
(アダムは自分がいつ生まれたか忘れたってことだった)
ヒロインというよりも「アダムに憧れる少女」という感じ。そのジェインに対するアダムの包容力が素敵でした。一緒に手を握って選考会に行くとか。はわわ。。♡
ジェインのお父さんは市長ロベールで、兄がピーター。
家族はピーターに期待していて、ジェインは家族に意地悪されているので、自信がない。
だけど、最後は成長して素敵なお姉さんになるという。
もう脳内で完全にひまりちゃんとして読みました♡
ニニアンは完全なる2番手ポジション(本では)のダメダメ手品師。
ダメすぎてアダムが魔法をかけてしまい、選考会の最終まで残ってしまうという。超おいしい可愛い役所でした。
選考会の審査員メンバーの個性が凄まじくて。
魔術師(手品師)で構成されているので、お衣装とかめっちゃ素敵そう。(インドとか中国とか色々)
選考中にゴニャゴニャ言い合うので楽しそうです。
その中の、ロベールとマルヴォリオが2強。
ロベールは市長で魔術師組合の統領。その立場を狙っているのがマルヴォリオ。
ロベールはアダムの魔法のネタが知りたくて仕方なくて(プチ悪者)、
マルヴォリオは、アダムが本物の魔法使いだから追放しろ!ついでにロベールも権力から引き摺り下ろせ!という感じ(マジな悪者)。
なんとなーーーく私の脳内では、
モプシー:彩みちるちゃん
ニニアン:縣千さん
ロベール:久城あすさん
マルヴォリオ:久城あすさん??桜路薫さん??
ピーター:華世京さん(早すぎ?)
門番(優しいおじいちゃん):透真かずきさん?
フスメール(選考会の受付):誰だろ。入れ歯のおとぼけさん
のイメージ。。あすちゃんがいい役を発揮しそう。なんて想像しながら楽しみました。
※追記:配役発表された〜!予想を外しすぎですが、まさかの縣千氏モプシー…!!そして華世さん!

娘役のお役どころはあまりなかったので、どうなるのかなー
何よりモプシーが気になります、やはり。
木村先生どうなるかな
本の面白さは「その世界観」なので、これがどう舞台になるのかしら。
わくわく。
キムシン先生といえば、
好きなのは、王家に捧ぐ歌・Earnest in LOVE・虞美人あたり。スサノオも多分当たりだよね、見てないけど。
苦手なのは、暁のローマ(ビジュアル最高)・バラの国の王子・日のあたる方へ・太陽王あたり。。。
こう思うと木村先生の幅の広さってすごい。
吉と出ますように!!!(何様)
まずは配役出るのが楽しみだなぁ♡
本は絶版のようで…私は図書館で借りました。
※追記:復刊するようです♪朝美絢さんの帯もつくようで♡
ファンタジーは苦手だけど、舞台を想像して読むの楽しかったです♪ワクワク。

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