【観劇】ポーの一族-やはりジェンヌさんが素敵!-

観劇の感想
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台湾料理を食べ過ぎた!MACAPUです。

先日、全く予定していなかった「ポーの一族」をご縁があって観させていただきました

宝塚版は生で観たことがなくて(非国民ならぬ非ヅカ民!)

ずっと後悔していたので嬉しい。感謝〜!涙

 

宝塚版の映像を見た時は、イマイチ入り込めずでしたが、生で観たら素敵な作品であることがよくわかりました。

やっぱり生の舞台は良い!!

ポーの世界に浸ることができて楽しかった!

 

そして、帰宅後に宝塚版を改めて観たのだけど…

というあたりを書きたいと思います♡

 

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全体感 ー明日海さんはリアルなヴァンパネラー

宝塚版を見た方は、そんなの100年前から知っとるわ!だと思うのですが、冒頭の圧倒的なみりおちゃん(明日海りおさん)のヴァンパネラ感

出てきた瞬間、ゾクゾク鳥肌が立ちました。

美しさもだけど、その変わってなさ!!?(生エドガーは初めてなのだけど)

 

リアルヴァンパネラ??ですか?

 

変わらぬ、恐ろし美し麗し(←これを表す日本語を教えてください)に、ぅわぁ〜♡でした。

みりおちゃーん、ただいまー!おかえりー!なにこの挨拶ー!って感じで。ぅぅわぁぁあ〜♡

 

一方で、もう一人の自分は「ぉお、今朝のおちょやんの人だ!」と感じて、不思議な感覚。

 

宝塚の演目をお外のミュージカルで観ると「ウゲ!男性!」となりがち(ごめんなさい、なんだろこの症状…笑)ですが、それは一切なくすんなりと世界観に入れた!

 

男性がいることで人間界がリアルで。「ポーの一族」の異質感が如実に感じられるというか。

明確に、人間とヴァンパネラの世界に違いがあってよかったです。

 

宝塚版だと、普通の人間も「タカラジェンヌと言う名の妖精たち」で演っているから、ポーの一族の異質感が少ない、というか…(伝わるかな笑)

 

一方で、ポーの一族は元タカラジェンヌさんばかりで、それがよかった。

異質な美しさがあって。

ポーツネル男爵の小西さんも頭身バランスが素晴らしくて、小西さんでよかった〜!でした。 

 

そして、シーラのねねちゃん(夢咲ねねさん)とメリーベルのあーちゃん(綺咲愛里さん)が!!!

麗しい!!本当に薔薇しか食べてなさそう!

 

ひいき目かもしれないけど、やはり元ジェンヌさんたちが美しくて。(もちろんほかのキャストの方も綺麗なのだけど)

所作がきれいなのか、なんなのか…。一族以外のOGさんたちも美しかったです。

やっぱり、少女漫画系と宝塚の相性が良い。

 

そして個人的な好みとして、エドガーがあまりにもポーツネル夫妻に反抗的なところが若干見ていて疲れてしまう…(笑)

これがあって、映像はあんまりだったのです。アランもだいたいイライラしてるし(笑)

そんな葛藤の末にヴァンパネラの運命を受け入れる、というのが素敵で醍醐味でもあると思うのだけど!
 

キャストさん

エドガーの明日海さんは繰り返しますが、美しさと麗しさが。。。すごい。。

元々、明日海さん自身が「女優の姿が想像できない!」というタイプではないものの、ドラマとか出て女性をやっている一方で男役時代の役にここまでガッツリ戻れるってすごい

今後、どんな活躍をされるのか、、舞台も出てくれるのか。男役姿は見れるのか…

楽しみ♡

当たり前だけど、明日海さんは宝塚マジックとか関係なく異常に美しいと改めて思いました。

 

その他キャストさんは…

役名宝塚版梅芸
エドガー明日海りお明日海りお
アラン柚香光千葉雄大
ポーツネル男爵瀬戸かずや小西遼生
シーラ・ポーツネル男爵夫人仙名彩世夢咲ねね
メリーベル(エドガーの妹)華優希綺咲愛里
クリフォード(医者)鳳月杏中村橋之助
ジェイン(医者の婚約者)桜咲彩花能條愛未
大老ポー一樹千尋福井晶一
老ハンナ高翔みず希涼風真世
マーゴット(アランの従妹)城妃美伶笘篠ひとみ
敬称略

アランの千葉雄大さんは、結論よかったと思っているのですが、、、

思っていたよりお年を召していた!笑

(失礼な感想ですが、同学年なので言ってて複雑です、許して下さいw)

明日海さんとのバランスを考えると良き年齢なのかもしれないけど(31歳)、

エドガーとアランは「難しいお年頃の儚き少年たち」というイメージなので、

明日海さんがガッツリメイクで少年を作りこんでいる一方で、千葉さんはナチュラルだからか。。

なんかいい大人がツンツンしているように見えちゃった(笑)(相当年齢より若く見える方だと思うけど!)

若く見せなきゃ!とゆうのが大変そう。

そこは置いといて、演技は素敵で一生懸命に役を生きている感じがアランっぽくて良かったです。

(元々俳優さんですもんね…)

あとは、カーテンコールの千葉さんと明日海さんの会話が(笑)

お花畑で可愛かった。同じ空気感…笑

お二人とも日本語が不自由でカタコト(笑)

肉の日だったので「ハラミが好き」という話を、のんびりしていましたw

天使‥ 

ポーツネル男爵の小西さんは、先述通り頭身バランスが素晴らしい!ありがとうございます!

原作を読んでいないので何とも言えぬのですが、宝塚版に比べて温かみはなく厳格な印象でした。

男性がエドガーを諭すとやはり迫力がある。 

シーラのねねちゃん

最高。現役時代よりも俄然お歌が進化していて素晴らしかった。

オーラもすごいし可愛いし、とにかく最高でした(現役時代に特別にファンだったわけじゃなく、贔屓目なしに可愛かった)。

まさにエドガーの初恋相手であることに大納得

素晴らしかった。

 

そしてメリーベルのあーちゃん

生まれたてほやほや。可愛すぎる。誘拐されます。

幼少期とかもはやマイメロディーに見えた。

お歌も超上手だったことにも感動。(上から目線でごめんなさい)

あーちゃんって、宝塚時代も最後までお歌は苦戦していた印象だったのですが(常に進化はしていたけど)、上手で素敵でした。

可愛いは正義だ。残酷だ、つらい。

宝塚版は、あまり大きなお役に作られていなかったように思うけど、お歌もあってメリーベルの存在が大きく感じた。

  

総じて星組元トップ娘ねねちゃん&あーちゃんは女神天使爆弾でした。(語彙力)

 

私的によかったのはキングポーの福井さん

声の重厚感がすごい…!

お外の舞台ならではの低音ボイス。昨年の帝劇コンサートでも素敵だったので見られて嬉しい。

涼風さんのローハンナ!

役名が「ローハンナ」じゃなくて「老ハンナ」であったことに超驚いているのですが、もちろん素敵。

いつも間違いない方ですけど、あの美魔女でドスの効いた声を出されると、まさに長く生きている迫力

元々、涼風さんご自身が不老不死感ありますしね(こら)。 

 

ブラヴァツキ―(占い師)はちょっと狂い過ぎというか、涼風さんワールドだったけど(笑)、

美魔女と妖怪(涼風さんの自称)の2面が見られて面白かった~!

 

クリフォードの中村橋之助さんは…

うーんんん?

元々、彼については「大の宝塚ファン」くらいしか存じ上げず、歌舞伎の様子も存じ上げないのだけど、彼のキャラとお役はあってるのかな…?

原作を読んでないのでなんとも言えないけど、宝塚版鳳月さんのイメージが強いから、天然モテちゃう女たらし爽やか青年の印象で。意図してなくモテちゃうから、結果的に女たらしになっちゃうような。

 

なので、橋之助さんは決して下手とかでないと思うけど、、お役が「ハンサム」と連呼されたり、女を魅了したり、女たらしみたいなお役どころに、なーんかしっくり来ず…。。

真面目そうな見た目で「女たらし」であると嫌な男を強く感じちゃう。

なので、なぜ一族がクリフォードを気に入ってしまうのかが納得しづらかったかなぁ。。。

一族っぽくなさ過ぎて、一族に加えようとしたらそりゃ拒否されるだろう、という。

そこがヴァンパネラを退治する説得力になって良いのかもだけど、とにかくしっくりこなかったなぁ。

目力はさすがでした。

原作はどうなんでしょう…?すみません、原作知らずに語っておりますが。

 

ジェインの能條さんは控えめ清楚!

可愛さがすごかったので、お歌がアレレ?な気もしましたが、可愛くて控えめで素敵でした。一体どこから来たどんな方!?と思ったら、乃木坂さんらしい。可愛いわけだ。

マーゴットは、、、改めて宝塚版を見ると、圧倒的に、貴族っぽさと意地悪さのバランスが良かったのは城妃美伶ちゃんかな。笘篠さんも宝塚の方のようだけど。

やっぱり総合的には宝塚版が好きかな…?

宝塚版の映像を見直しましたが、やっぱり宝塚好きとしては宝塚が良い!笑

梅芸版の良いところ

・人間とポーの一族に明確な違いがあるところ

・お歌の層が厚いところ

・男性のダンスに迫力があるところ

・リアルな世界のお話のように感じられるところ

あと、エドガーが少年たちと戯れるところなどは、宝塚版だと周りが下級生なので、圧倒的にエドガーが強く感じるけど、そうゆうのがない(笑)

舞台装置もお金かかってて迫力があった。煙幕とか良きでした。

宝塚版の良いところ

・圧倒的な少女漫画感

これを言ってはおしまいだけど、宝塚は性別を超えた夢の世界のフィルターがかかっているので、少女漫画を感じるのは宝塚版。

・アランがやはり…

エドガーと同性が良い。明日海さんもちゃんと「男」なんだけど、同性こその不思議な関係をより感じられたのは宝塚版かなぁ。

(原作読んでないくせにw)

あとは、何といっても柚香さんがはまり役だった。持ち前の異質な妖艶な雰囲気。

アランのトゲトゲしているけど、繊細で壊れちゃいそうだからこそ、最終的にヴァンパネラ側に行ってしまうところの説得力。怒ったりエドガーに近づいたりメリーベルを好きになったり、いろんな表情がある中で、ずっと一貫して、同じ「青年像」なところがすごいなぁ、と改めて見てよかったです。

(当時はアランのトゲトゲ感がちょっと苦手だったのだけど、改めて見るとすごくリアルな少年のトゲトゲで。だからこそ見ていてもどかしかったんだと思う)

 

千葉さんの、普通の坊ちゃんが巻き込まれる感じも良かったけど、宝塚の男役ならでは良さがピタッときた。

(あと瀬戸さんのポーツネル男爵がやっぱ素敵なのよ〜暖かいけども厳しいところ〜原作はどちらが近いのかわからないけど、私はおじさまの瀬戸様が好き。なんの話?笑)

・役者さんの個性を知っているところ

宝塚版は、それぞれの個性を知っているから、そのイメージでお話をどんどん自分の中で膨らませられたのかよかったなぁ。

ジェインの桜咲さんの控えめで優しいあたりとか。

逆にまっさらな気持ちで見れていないのだろうけど、やっぱり宝塚のずっと同じメンバーで個性が見えるところが好き!笑

 

あと明日海さんの噛み付く表情が、宝塚版の方がセクシーに感じた。謎だ(笑)

アランの血を吸う時って舌をペロっと出してるんだね。。。ひえーー。(それは梅芸版もかな?)

 

はい、なので、どちらも良いところがあるのですが、宝塚ファンとしては宝塚版が好き!!!

 

ただ、梅芸バージョンは、明日海さんの変わらぬ姿を退団後にも観れる!という奇跡が、この上ない喜び。ファンの方がうらやましい。

 

ついでに宝塚の新人公演も見たのだけど、超レベルが高くて驚いた!

聖乃あすかちゃんはもちろんハマり役だけど、飛龍つかささんも良かった!!

当時キャラ的に合わないでしょ!って思っていたけど、はかなげな少年で。強がっているけど、実は弱くて寂しさを持っている感じがグっと来ました。

  

ぁーーやはり宝塚の「ポーの一族」を生で見なかったことが悔やまれる。

どんな金銭状況でも、どんなにチケットがなかろうとも、全公演見ておいて損はない。

 

2021年は後悔なきよう、お金ないけどたくさん見るぞ!!!!!♡

 

そんな決意に至るのでした。

 

長くなっちゃったけど、

ようやくポーの世界を生で堪能して、ここまで楽しめたことが幸せでした。そして公演が無事に千秋楽まで走り抜けそうでよかった!

以上!読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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