MACAPUです。超初心者ながらご縁があり、歌舞伎を拝見!
歌舞伎は、おじさんのふんどしが少し苦手なのですが(※ただのおじさんではなく素晴らしき文化人ですが…宝塚ばかり見ているので、どうもね笑)、そんなシーンはなくとっても楽しかったです。
特に尾上右近さんのお人形に感動!
十月大歌舞伎 第三部「松竹梅湯島掛額」「喜撰」
歌舞伎に詳しくないので、事前にお友達から情報をいただき、イヤホンガイドもつけて臨みました♡
松竹梅湯島掛額ー右近さんすごい…ー
お話は、簡単に言うとお七(尾上右近さん)が想い人の吉三郎(中村隼人さん)を健気に追いかける、というお話。
こちらブログを読んで理解が深まりました。
2場面に分かれており、1場面目は笑いありの楽しい展開、2場面目は雪の中の大マジな場面でした。ラストなんて泣きそうになってしまいました。
1場面目は、流行りのピクトグラムやAdoの「うっせぇ、うっせぇ」が出てきて、面白い。
そうゆう流行も取り入れるところが歌舞伎らしいのかな。
2場面目が大感動!!
吉三郎が処刑されてしまうので、お七が急いで雪の中で刀を届けに行くシーン。
お七が「火事騒動を起こして門を開けさせよう!」と櫓(やぐら)に昇る一連の流れが文楽(人形劇)風に演出されるのです。
すごかった!!!
黒子さんとか出てきて、お七(右近さん)がお人形のように操られるのだけど、
指先や頭がカタカタ動くところ、
首と胴体が微妙に別々に動く感じ、
お腹から下が綿でフニャフニャの感じ、
後ろを中心に吊られている感じ、
軽そうに梯子を登らされるところ(尾上さん自身は大きいのに)、
操られていない時の魂の抜けっぷり!!!!
すべてが文楽のようでした(文楽をちゃんと見たことないけど…笑)
特に恐れ慄くレベルなのは、お手紙を持つ流れ。
黒子さんがお手紙の準備をするのでお人形(お七)は放置されるのですが、その時の右近さんが、本当に魂が抜けた木の塊みたい!!
凄かったなぁ。。。指先が突然ふにゃふにゃなの。
うーん、凄かった。
あれは尾上右近さんがすごいのか、女形さんは誰もが習得する芸なのか…すごかったなぁ。歌舞伎すごいなぁ。
色んな役者さんの「お七」を観てみたくなってしまった。沼や。
やっとお七が櫓を叩いて門を開け、文楽のシーンは終わり。
元に戻ったお七が、歌舞伎独特の3歩進んで2歩下がるじれったい歩みで花道を進んでいくのだけど、もう吹雪が見えてくるレベル。
風に吹かれてヨロヨロして、大切に刀を持ち直して進んでいく姿には、思わず頑張れ~!!!と泣いてしまいそうでした。
うーん、大変、楽しかった。
お七の付き人「お杉」の梅花さんも、私としては暖かさが見えて、素敵でした。
喜撰
こちらは、なぜ坊さんが踊り、お茶くみを口説いているのか…と思っているうちにイヤホンガイドの声の心地よさに一瞬、宇宙へ旅立ってしまいました。。。
大人数の生演奏!!リッチな時間だったなぁ。
舞台上に客席の数の半分いるのではないか、という大人数。
贅沢な時間でした…
宝塚は満席だけど歌舞伎は1席空き
歌舞伎はまだ座席が1席空きのようで…宝塚は満席なので驚きました。
千代田区と中央区の違いなのかな。
1席空き以外にも空席があって、客席も明るいので寂しい気持ちに。。。
それでも、通な方たちの笑い声が響いて楽しかったです。きっとここがアドリブなんだろうな~とか。
やはり生の舞台はいいな!!!
また松竹梅湯島掛額をやっていたら観に行ってみたいな~。
そして、今日はこれから雪組CITY HUNTER~♡
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