【観劇感想】ドン・ジュアン-やはりOGさんに惹かれる-

観劇の感想
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MACAPUです。真彩希帆ちゃんの退団後の初ミュージカル「ドン・ジュアン」を拝見しました。またOGを追いかけてしまった…笑

きーちゃんが今後ミュージカル界でたくさん活躍される未来が見えました…!素敵だった!

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全体−やはり宝塚とは違う−

演出

舞台に傾斜があり、蟻地獄のような構造。

アンダンブルの方は登ったり滑り落ちたりと、大変そうでした(笑)

映像も怖めな雰囲気が多く新鮮。石像に亡霊(吉野圭吾さん)の顔が映された時は、ディズニーシーのタワー・オブ・テラーのようでした。

宝塚版とお外

やはり藤ヶ谷さんと望海さんのドンジュアンは、全然違いました。

女性と男性で違うのは当然だけど、望海さんは「魅せるドンジュアン」で、藤ヶ谷さんは「1人の男性としてのドンジュアン」っぽかったかなぁ。

当たり前だけど、望海さんは男役を作った上での役作りだから魅せる力がすごかったんだなと思いました。藤ヶ谷さんは比較的自然体に見えました(多分自然に男として魅せられるので)。

あと藤ヶ谷さんはお口をほとんど開けずに爽やかに歌われるので、そこもお二人の違いにびっくりしました。笑

どちらが良い悪いではなく、違いが楽しかったです。

キャストさんーやっぱり宝塚OGに惹かれちゃうー

ドン・ジュアン 藤ヶ谷大輔さん

ジャニーズさん。キラキラ警戒レベル5。

宝塚オタクとしては「京本大我さんは最高」しか存じ上げず不安でしたが、藤ヶ谷さんはOKでした(言い方)。まず見た目が美しい顔が小さい、足が長い、鼻が高い。ほっ。(何様)

さらに若手ミュージカル俳優か?というほど歌える。易々と歌われる。

個人的には、初代ドンジュアン望海さんの全方位から振動してくる歌声凄まじい覇気ドンジュアンの狂気を見ているので、少し物足りなさは感じてしまいました。(望海さんが凄すぎる説)

逆に藤ヶ谷さんは、無理なくドスの効いた声がガッ!と出るのでビビりました(笑)お…男の人だ。。

藤ヶ谷さんの演技が自然なので、この世界のどこかにいるかもしれないドンジュアンでした。

殺戮は剣が本当にぶつかり合うので、音もリアルだし、迫力満点!身体能力の高さよ!

とりあえず、これだけは言える。

きーちゃんのお外デビューが、へなちょこ男子じゃなくて藤ヶ谷さんでよかった。byへなちょこオタク。

キスシーンは宝塚式で少しホッ。

マリア 真彩希帆ちゃん

贔屓目が入ってるけど、出てきた時から発光しているのです!亡霊の騎士が生み出したのかと思うくらいに。

強い意思のある女性、でもチャーミングなマリアでした。

きーちゃんが歌い出すと周りの空気が動き出すので、引き込まれました。

歌声の綺麗さや強弱の幅の広さに、レミゼのファンテーヌやエポニーヌが見えちゃった。

お歌はもちろんうまかったけれど、歌が足りない〜!

「きーちゃんの力が存分に発揮できるナンバーを!」と欲張りな気持ちが出てきました。

今後の本格的ミュージカルでのご活躍に期待…というかご活躍を確信しました。楽しみです。

その他キャストさん

ドン・カルロ 上口耕平さん

お歌もうまかったけど、ダンスに迫力があり素敵でした。

スタイルも良くて、本物の男性への警戒心が解けました。(笑)

エルヴィラ 天翔愛さん

藤岡弘さんの娘さん。

声色の透明感!有紗瞳ちゃんの家庭的な印象よりも、何も知らない純粋な女の子の印象。

個人的にはお歌が少し不安定に感じたかもしれないです。

騎士 吉野圭吾さん

やっぱり好き〜…!観る前からわかってたけど吉野さんの世界観が好き。

亡霊の気持ちの悪い動き(褒めてる)がさすがです。

タップも多くあり、カッコよかったです。声も良いっ!

あとはやっぱり、OGのお二人。

イザベル 春野寿美礼さん

発光している〜!高い声から男役時代を思わせる低い声まで、自由自在。

酒場の女性(身分がさほど高くない)をされる春野さんが新鮮。

ドンジュアンに愛を説く台詞の言い回しなどが、the春野さんなんですよね〜。台詞に深みを感じるというか。はぁ、好き。

アンサンブル 則松亜海さん

元雪組の夢華あみさん。かなりお上手…!そして綺麗。

帝劇など多くの舞台で活躍されていて、今回もソロが複数ありアンサンブルさんの中でも存在感がありました。歌声が綺麗で力強くて。誰?!と思ってみたら則松さんでした。

素敵でした。

雪組での異例の抜擢(主演娘役)には、当時はなかなか理解できなかったけど、ここまで実力のある方なのであれば、やはり早すぎる抜擢だったのですよね。。

ということで、やはり宝塚ファンは宝塚OGの方々に惹かれたのでした。(贔屓目なのかな、でも本当に素敵だったのです)

ちなみに呪いってどこからが呪いなのだろ

亡霊の騎士の呪いって…どこからが呪いなのでしょう。

ドンジュアンとマリアが「惹かれ合うこと」からなのか。

それとも惹かれ合うことは運命で、その2人を出会わせ、あの結末に導くことだけが呪いなのか。

 

うーん、ラストまで観るともう一度観たくなってしまう舞台でした。素敵。改めて宝塚版も観なくては。

いずれにしても、ドンジュアンの「人間としてマリアを愛した」という事実のために死ぬ、という人生。すごいです。

愛の舞台。

楽しかったです♪

また真彩さんの舞台を観たいな。

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