MACAPUです。(題名はカッコつけているのではなく、劇中のセリフです)
宙組「夢千鳥」の配信感想がTwitterに収まりきらなかったので、熱冷めぬうちに…
すごく良いバウ公演だった。宙組、芸達者!スター多い!
配信の時点で、公式公演ページが「バックナンバー」に入っていたのが切ないのだけど、配信があってよかった♡感謝感謝。
凝った展開なのにわかりやすい&女性目線…!
栗田先生のデビュー作とのことでしたが、演出がよかった!
「NOW ON STAGE」でも、やたらとみんなが「栗田先生が」「栗田先生が」とポジティブなお話をされていたので、期待大!だったのだけど、案の定素敵で今後も楽しみ!
世界観は「春の雪」と似ているといえば伝わるかな。始まりの音楽も素敵。
ストーリーは「白澤監督として竹久夢二のお話を撮っているうちに、白澤と夢二の境界が曖昧になっていく。愛とは何か…」とゆうことで混乱しそうと思っていたけど、わかりやすかった!
和希そらさんの一人二役で、白澤と夢二の時代が折り混ざって出てくるのに、頭を一度も使うことなくすんなり観れた。(もう少し私は頭を使った方がいいのかもしれないけど)
特に感動的だったのは
途中、白澤監督がバーで酔って寝ちゃった時に、バーテン(?)の紺野(留依蒔世さん)が、「夢二さん!起きてください!」と言い始めて夢二の世界に飛んだ場面があったんだけど、こちらも「ん?白澤なのに夢二さんと呼んだ?」となり、白澤と夢二の境界が歪んだ瞬間を味わえたところ…!
二人の境界線が曖昧になってることを一緒に体感できた。観てる側に、なんの混乱もなく、この世界を作り出せるってすごい!と感動した。
演出&演者の腕かな。すごい。
ナウオンでの「先生の表現したいことが明確で、お稽古10日目で通し稽古をやった」とのお話にびっくりしたのだけど、その全体を掴むタイミングが早いことも効果的なのかな。とにかくすごくわかりやすい。
女性たちと夢二の関わりもよく分かった。
予習に本を読んだのだけど、女性の登場が重なりすぎて「?」となっていた部分が、舞台を観たことで解説された。スッキリ。舞台の方が解説になるとは、すごいこと。
あとは、転換がスムーズで気持ちが途切れない!
演出に詳しくないけど、場面の転換が「暗転!しーん…」となる事が少ない(ほぼない?)。舞台の片隅に歌う人なり踊る人が出てきて、視線を逸らされてるうちに中央の装置が変わっている、とゆう。
そのスムーズさのおかげで、ずーっと物語が続く。それなのにストーリーに混乱がないってすごい(アゲイン)
あとは、女性目線が良いなと!(主観的な感想ですが)
主演男役かっこいいだろう?という見せつけがなくって、
女性からみると、夢二のさり気ない会話の柔らかさに、非常にキュンとしちゃったりして。
確実に才能があるのに「俺は亜流だから…」と自信がなさげなところとかにグッと惹かれちゃうんだよね~その押しつけないかっこよさが、よかった。女性目線での創りというのか。
それをやってのける「和希そらさん」が、さすがだった。
瞬きのゆっくりさとか、物腰柔らかい感じとか。かっこよかったぁぁ~!
芸子さんへの「習い事?…どんな?※」という聞き方。※友達がセリフをきちんと覚えててくれたw
そう、配信って顔が鮮明に見えるから、ついつい顔にばかり集中してしまい、セリフを頭に残す余裕がない。
あーよかったなぁ。
夢二の日記の言葉がセリフに出てきたのが面白かったです。「なぜお前は俺の絵に同情がないのだろう」とか。気合を入れて予習してよかったw
最後の「愛とは何か」の答えがポジティブなのも良かったなぁ。探すのではなく育む、とゆうことかな?と受け取ったけど。
舞台はイェーイ!って感じではないのに明るい気持ちになった。
フィナーレが長いのもよくて!踊れる子たちの魅力もたっぷり味わえた!
とゆうことで、ひたすら褒めちぎるw
この先もスターさんについて褒めちぎる。
芸達者さん多すぎ-歌えて踊れるって最強-
バウらしく「みんなよかった」のだけど、特に印象に残った方々について。
ざっくりのストーリーとしては、夢二が他万喜→彦乃→お葉と恋をする。「夢二と他万喜」が「白澤と赤羽」に重なるとゆう話。
白澤と夢二役の和希そらさんは、何度「10秒戻しボタン」を押したい衝動にかられたことか。こないだリリーだったのに、もう大人の男。ちょっと影があって色気のある男。前髪のウェッティな感じとか、ゼェハァ。
煙草を吸う仕草も様になっていて、かっこよかった。
夢二と白澤の演じ分けは難しいだろうに、わかりやすかったし、
演技に熱中させられるのに、歌い始めたら上手いし、踊り始めたらかっこいいし。さすが和希そら。あまりにもダンスが機敏だから、配信がおかしくなって高速再生されているのかと思いました。
高身長ではないけど、それすらも魅力的に見えてしまうくらいの。そこをネガティブに感じない演技・歌・ダンス!和そらくんは頑張ってる感がでないところが、かっこいい。
そしてさ!紺野と恩地役の留依蒔世さ~ん!
イケメンっぷりが増しすぎてない?!聡明!かっこよかったわぁぁぁ。
特に現代のバーテンダーの紺野がかっこよかったし、恩地のお歌も素敵だった。
特にフィナーレのバーテンダー的なお衣装(白シャツに黒ベスト)のお歌がずっと聴いていたかった。
しかも、和そらに引き続き踊れるとゆう。あー好き←
なんてったって首席入団ですものね…怪我が惜しいけど、お願いだから今後もっともっと活躍してほしいな〜!!
そしてバーと言えば!凛城きらさんのマスター(?)の落ち着きも良くて。あんなマスターとバーテンダーがいたら居心地が良くてドキドキしちまって毎日通ってしまうバーだなぁ。現実世界への進出を求む。
あとは、ずーとこさ気になっている亜音有星さん!(直近だとアナスタシアの白鳥の王子)
他万喜に片思いする青年の東郷役。
顔ちっさ!とゆうのは置いといて、他万喜への純粋な愛が!
途中で、彦乃から「お互いの恋のために協力しよう!」と持ちかけられるんだけど、東郷が答える前から、協力しないだろうなと想像がついた。それくらいに真っすぐ。
そんなにセリフも多くはないのに、表情・仕草から他万喜を想っているのがジーン。
あーかっこいい。
あとは賞取れるんじゃないかとゆうくらいの他万喜役のじゅっ(天彩峰里)ちゃん。
アナスタシアでの幼女の記憶からの、今回の大人の女の振り幅!
見せ場の表情も狂気だったんだけど、ふとした会話の、夢二への視線の怖いこと。睨んでるんじゃないんだよ。目線と口と頬の動きが化学反応して怖いの!(何を言ってるんだw)
すごかったのは、彦乃の両親へ「彦乃を夢二の嫁にくれ」と言いに行く場面。
その頼み自体が怖いんだけど、「もう…お嬢様は女です」と言った時の、微笑みなのか、なんなのかすごい表情。その前の地面に這いつくばってる背中?もすごかった。
宝塚の娘役で、あのドロドロした恐ろしい女をできるって、すごい。しかもそれをあの宝塚を代表する可憐な娘役のじゅっちゃんが演ってるとゆうのが、恐ろしいんだ。
「才能もひっくるめた夢二」を愛す。すごい。狂気。
あとメイクが!夢二の美人画の女性にすごく似せていたと思うんだ!それも素晴らしいな〜と思って。これはじゅっちゃんだけじゃなくて、彦乃役の山吹ひばりちゃんもかな?
山吹ひばりちゃんも可愛くて。まさにこの世を何も知らない若い女の子。(実際、105期だしね)
色気のある夢二に向かって、真っすぐパチクリパチクリお話する姿が、あーだめよ~!という親心になるし、あーこれは夢二も可愛くて仕方ないだろうな、という説得力。
声が特徴的で、秋音光さんの声と似ている気がした。
秋音さんもかっこよくて!冒頭、青い鳥として出てきたとき、かっこよくてハクハクしちゃった。最後の夢二としてのシーンも、さすがの落ち着きで素敵でした。なのに色気があるという。和そらくんとの同期愛♡宙組の96期って充実しすぎ。
そして、とーーてもよかったのが彦乃の父役のりっつ!(若翔りつさん)
ナウオンを見るに厳格なお父さん(夢二の敵役)かと思っていたけど、娘への想いが暖かくて。見ている側としては「夢二、お父さんに娘さんを返してあげてください」となりました。父が「夢二との恋に猛反対」してるんじゃなくて、「娘の幸せを切に願っている」のがよくわかる。
3人目の女、お葉役の水音志保さん。超美人。初めて認識しました、すみません、超素敵。
実際もお葉さんは人気があったモデルのようだけど、
その「モテる女」がめちゃ上手いし、可愛くていじらしいんだけど、なんか大切にされない女って感じがうまい…。
とりあえず、美人でかわいい。
もう24時間くらいしゃべれそうなので、これくらいにしよう。
しかしね、
夢二の息子役の美星帆那さん(105期)も可愛かったし、
真名瀬みらさんや穂稀せりさんのセリフが聞き取りやすいし、
菊子役(芸子もやっていた?)の花宮沙羅さんが、、、清楚で可愛い。楓ゆきちゃんみたいですき。
彦乃の友人役の愛海ひかるさんは「こうゆう友人いる~!笑」っていう。「ほらっ声かけなよっ」というノリがうますぎる。すっかり娘役さん。
きりがない。
宙組すごすぎる。スターいすぎ。
美風さんのデュエダンのお歌素敵だった。
はー永遠にしゃべれるし、たぶん後から、これもだったー!ってなりそうだけど、いったん締めくくります。
生で観れなかったのは悲しいけど、配信だからこそ友人とリアルタイムでLINEで盛り上がって楽しかったし、カメラで見るべき人を指定されるので集中できてよかったです。ビールも飲めたし。
感謝感謝♡
コメント