【感想】雪組新人公演「ベルサイユのばら」ー今後の雪組にもワクワクー

観劇の感想
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雪組新人公演!

ハイレベルだった、特にお歌。こんなにも主要キャストのお歌が安定しているって、新人公演なんか?!くらいの。

蒼波さんは落ち着いていたし、オスアンは流石の主演経験者だったし、白綺さんも107期首席を感じる安定感。

ルイ16世やメルシー伯などなど、新公では難しそうなお役もがっつりお役に感情移入して、作品を楽しみました。

どんなお役もそれぞれの役作りが感じられて、雪組の未来にワクワクしました!

何より、最後のご挨拶の時にみなさんが晴れやかなお顔をされていてキラキラだったのが、よかったな。

お話は、2幕ものが1幕になっていたので、バスティーユが前後したりと結構違ったのですが、見ている分には違和感もなく、むしろこれも良いのでは?でした(笑)

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スターさん

敬称略です。( )内は本役さんと期。

フェルゼン:蒼波黎也(彩風咲奈、104期)

声量がすごい!重低音の響きにびっくりした。ここまで歌える方とは知らなかったです。

この作品でのフェルゼンの描かれ方には少し疑問を感じるのだけど、「この人はマリーへの愛だけなんだ。説得されようが、なんだろうが突き進むんだわ…」と納得感のある我が道をいく強いフェルゼンに感じました。

蒼波さんは和物が合いそうな雰囲気もお持ちだな。

 

あと、新公の長での初主演。こんな配役があると、みんなが「頑張ればチャンスが!」と思えそうでよかったな〜と思ったり。(華世さんへの期待がすごくて、周りのモチベーションが少し心配だったので(本当にファンの勝手な心配…笑)。華世さんももちろん好きよ!)

マリー・アントワネット:白綺華(夢白あや、107期)

素晴らしかった〜!元々の可愛らしい声が、お役とベルばらの世界にぴったり。

少し浮世離れしたような穏やかさと発光している感じが王妃らしくて、それでいてナチュラルで素敵

夢白さんは腹を括って王妃として弾頭台に向かうのに対して、白綺さんは儚げに見えた。どちらも最後の場面で泣いちゃう。

布で覆われた階段を登るのは難しいんだろうな、よくぞ登り切った!(誰目線)

 

オスカル:紀城ゆりや(朝美絢、105期)

主演された時は緊張している様子だったのが、すっかり安定感抜群のスターさん!

愛らしいお顔なのに割と男勝りっぽいオスカル像で、でも自然体で、何よりお歌が心地よかった。。うまい…最高。

   

アンドレ:華世京(縣千、106期)

爽やかなアンドレ!かっこいい王道男役なアンドレだった。新公感もなく、さすがだ…。

やっぱり歌声が好きだな〜

革命のダンスシーン(本公演の2幕冒頭)は、サラサラヘアでガンガンに踊られててときめいた。

メルシー伯爵:霧乃あさと(汝鳥伶、106期)

この方は、毎度うますぎる〜!

フェルゼンへの説得も異常に聞き入ってしまった。一緒に膝をついてお願いする気持ちに。。少しダンディさもあってよかったな〜

抜群に上手いから重要なお役につきがちだけど、王道かっこいいお役の霧乃さんも見たいのー!!重鎮のお役と二役でも、きっと彼女ならできます!(勝手)

ルイ16世:希翠那音(奏乃はると、105期)

溢れ出る優しさ!声色や呼吸や瞬きからして王だったし、切ない気持ちがMAXになるルイ16世でした。泣きました。

ジェローデル:律希奏(諏訪さき、109期)

目を引く立ち姿!大劇場での1日代役も拝見したのですが、声も魅力的だし、かっこいい!

研2さん。今後活躍されるんだろうな、楽しみです。

ロザリー:音彩唯(野々花ひまり、105期)

本役のジャンヌが上手すぎて、今後ヒロイン的な娘役に戻れるのか?と勝手に心配してたけど、心配無用だった(笑)一挙に王道娘役に戻っていました。

作中では描かれていないけれど、原作ではジャンヌとロザリーは腹違いの姉妹なので、音彩さんのジャンヌとロザリーが本物の姉妹っぽくてゾクゾクしました。(伝わるかな笑)

ジャンヌ:瑞季せれな(音彩唯、107期)

よかった〜!本役さんとも全く違うジャンヌで、色気があるというか妖しげで。それが貴族育ちっぽくない雰囲気を醸し出していてよかったです。

ベルナール:苑利香輝(華世京、108期)

やー…カッコ良いですね。可愛い印象が強かったのですが、ベルナールとか演ったら、やっぱりめっちゃかっこいいんだな!さすがフロホリのSNOW STAR。そしてセリフが聞き取りやすい。

これまた雪組の未来が楽しみ。

プロバンス伯爵:絢斗しおん(真那春人、104期)

オリジナルを感じて印象的だった!ちょっと1789のアルトワ伯っぽい。最後に王にお供する姿は、泣けました。

モンゼット夫人:華純沙那(万里柚美、106期)

万里さんを感じる大人の声色と、良い感じに悪すぎなくて、愛らしいバチバチ感。プンスカしている姿が可愛かった。麻花すわんさん(104期)のシッシーナも上手だったな〜

 

あとは、ロココの歌手の音綺みあさん(109期)も堂々たる姿だったし、プロローグのカゲソロの「愛あればこそ」の愛陽みちさん(104期)もうまかった!王子の清羽美怜さん(108期)も可愛くて印象的。夢翔みわさんのブイエ将軍も漫画みがあってよかった。絶対何か企んでいるデュガゾンの水月胡蝶さん(108期)も面白かった。ベラベラ。

あー書き切れないけれど、多くの方に「おっ♡」と思う瞬間があって良い新人公演でした。

ご挨拶は、熱い拍手に蒼波さんが声を詰まらせていて、ようやく新公を感じました(笑)

新人公演ができたこと自体への感謝が強く感じられて、私も改めて新人公演をやって下さったことに感謝でした。

まだまだ下級生のメンバーもきらりと光っていて、雪組の未来もすごく楽しみになりました♡

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