名古屋〜!1日で太った!まかぷです。
雪組の御園座公「BONNIE&CLYDE」、大変よかった〜!新トップコンビが想像以上に素敵でした。
あーもう1度観たい。観てからずっと余韻を引きずっています。
奇跡の前方席だったので(友会ありがとう!)、大興奮でした。
以下、感想メモ。
※ちなみに…この感想は本物のボニー&クライドではなく、ヒーロー化(主役化?)された“作品の中のボニーとクライド”への感想です(笑)
お話と新トップコンビ好きな件
ブロードウェイミュージカルなので、音楽がかぁっこ良い!(フランク・ワイルドホーンさん)
曲中に会話が進展したり感情が変化するので、ミュージカルの楽しさが詰まっていました。
また演出がおしゃれで、オケが舞台の上方にいたり、車も何種類か出てきてカッコよかったです。
お話の流れも素敵でした。
舞台は“ボニーとクライドの最期の銃撃を浴びる場面”から始まり、どう終わるかと思ったら、“銃撃の数時間前の場面”で終わるという。
ここで終わりか!!と鳥肌が立ちました。
2人が幸せそうに車に乗り込んで出発すると、背景には銃弾で穴だらけの車が投影されて、そこで終わり。。。
数時間後には死ぬ若者2人がなんの恐れもなく幸せそうにしているのが、なんとも言えない感情になりました。観劇からずっとその感情が尾を引いている感じ。。
ボニーが「死んでも良い、あなたと一緒なら」と歌っていた姿が思い出される…
ブロードウェイ版は、背景に投影されるのは銃弾ではなく銃弾を浴びた2人の本物の写真のようなので…そこは宝塚版でよかったです。
死ぬ直前まで2人は自分達の名称を「ボニー&クライド」か「クライド&ボニー」かを言い合っていて、それが無邪気な子供のようで…先に起こることを想像すると苦しかったです。
苦しさもありつつ、ブロードウェイらしい音楽の楽しさ、華やかさや明るさもあり、心が動かされる素晴らしい舞台でした。
そして、お衣装が素敵〜大津美希先生。ジャガービートの先生かぁ!
さまざまなお衣装があったけれど、それを着こなす新トップコンビのスタイルの良さ!
そう、新トップコンビは「並び」の収まりもお芝居の相性(?)も素晴らしくて、お互いがお互いの魅力を高め合っているようでした。身長差も素敵。
“さききわコンビ”も素敵だったけれど、またちがう素敵さがありました。
はぁ、新トップコンビ、好き。お披露目公演がボニクラなのが…素晴らしいスタートだな。
子役の皆様も素敵だった。
ボニーの愛陽みちさんはダンスが印象的だし、クライドの夢翔みわさん(106期)はお歌がすごい〜!「歌の場面の振り付けは自分で考えた」とお話しされていた気がするけど、すごいものだ。
夢翔さんは、八重歯が昔の彩風さんとも重なり…回想の夢翔さんの表情が無垢で切なくなりました。
雪組の106期さん、すごいな。(華純さん、華世さん、霧乃さんなどなど)
スターさん-ギャングだけど宝塚-
クライド・バロウ:彩風咲奈さん
遺伝子に組み込まれて自動的にそうなってしまうかのように、根っからの悪い奴。
でも悪行へのまっすぐさが逆に純粋に感じたし(“夢&憧れ”なんだろうな)、ボニーへの気持ちも同じく真っ直ぐ。
残虐な一面とボニーへの純愛を矛盾なく演じられる彩風さんがすごいなと思いました。
何より素敵だったのは、常にベースに「宝塚の男役」があるところ。
目を見張るスタイルで、美しくて、お肌もつるつるで、動作はかっこよくて。
ギャングのお話なんだけど、夢夢しさ(宝塚らしさ)はちゃんとあるのが素敵でした。さすがでした。
ボニー・パーカー:夢白あやさん
たまげたー!
夢白さんはあえて挙げるとしたら、お歌が課題かな?ブロードウェイ大丈夫かな?と思っていたのですが、進化がすごかった。もーこれだから宝塚が好き。
娘役の域を出た力強い歌声や、聞いてて切なくなる純粋な歌声の時もあり、惚れちまいそうでした。
夢白さんのフライングサパの強い女性が天下一品だったので、ボニーがコップをぶん投げたり、クソ!と言ったり、銃弾を抜く様子もまた天真爛漫で強くて。ボニーの純粋さを感じました。
あの少し危なげなところがクライドと合ってしまうんだろうな。
かなりセクシーなお衣装の時は、ガリッガリではなく色気があって、素敵でした。
バック・バロウ:和希そらさん
私は毎度、この方が瞬きするだけで堕ちてしまいそうなんだが…それは置いといて。
死に際が!思わず119番しそうでした。しかも虫の息なのにセリフは聞き取れる奇跡。
少年時代と同じようにクライドを逃したことであんな事態になるのが…何とも切ない…ブランチの絶叫もあり…気がついたら涙が出てました。
泣きながらも、バックの胸元の乱れ(開襟)が凄まじいのでセクシーさにもドキドキ(ソワソワ)して脳内パニック。
バックは、クライドと同じく根っからの悪者に感じるものの随所で優しさが滲み出ていて、ブランチ!あなたが惚れるのがわかるよ!でした。
あと作品には関係のない気持ち悪い感想ですが、出てくるたびに色気たっぷりの香りがして気絶しそうでした。
いかん、和希さんのことになると脱線してしまう。
ブランチ・バロウ:野々花ひまりさん
この方の愛が深すぎた…助演女優賞なのではないかしら。
価値観なんて一つも合ってないバックを理屈抜きで愛しているんだな、と。
迫真の絶叫の演技…舞台を一挙に緊張感のある張り詰めた空気にされていました。すごい。
最後に警察に連れていかれるブランチの表情も、ずっとこの作品の余韻を引きずっている原因の一つです。
好きだったナンバーは、冒頭の美容院でブランチと女性たちが、バックを警察から守った上で自主を促すナンバー。良い女たち。
ボニーとブランチが2人で歌うシーンも大好きでした。
その他・・・・
テッドの咲城けいさんはお歌も上手で存在感が高まっていました。
ボニーの母の杏野このみさんはボニーを想う気持ちに共感したし、美しさがまさに“ボニーの母”。
牧師の久城さん、ハマーの桜路さん、知事の愛羽さん、アルコーンの真友月さんなどなど(全員ですが)、それぞれに人格を感じるし、素晴らしかったです。
盛り上げ隊のボーイズガールズも、キラキラしていて華やかでした♡!!
フィナーレ -前過ぎて-
とにかく素晴らしく濃厚で充実したフィナーレ!
夢白さんが圧倒的スターオーラで真ん中を張っているのがかっこよかったし、
彩風さんを筆頭に三角の陣形が取られた時は頭から噴水が出そうでした。
彩風さん+緑のキラキラお衣装が最高に素敵だった。
そして…かなり鋭角に和希さんを目で追っていたところ、パッと和希さんの視界に入ってしまい、ヒィィィでした。
私は目ん玉が落ちそうになっているのに、和希さんは2秒ほどそのままで歯が抜けそうになりました。

そのおかげで記憶がないです。感謝。
そしてカーテンコールは、また車が登場!(おしゃれ涙)
作品は辛い終わりではあったものの、楽しかった日々もあったよね!となれるラストで最高でした。
彩風さんと夢白さんは本当にスタイリッシュ。今後の作品の妄想が膨らみました。
あー楽しかった!初の御園座も楽しかったです♡(芋きんつばが美味しい!)
どうか千秋楽まで無事に公演が続きますように。
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