【観劇感想】雪組「ほんものの魔法使」初日ーシザーハンズかぁ…ー

観劇の感想
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やっとほんものの魔法使いに会えた~!ご友人様に感謝~!

配信も見ていなかったので、初見…!想像以上に、縣犬(アガタケン)が吠えていた!♡ 

この作品はあーさ(朝美絢さん)の初東上!

ぱちぱち。祝。

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初日のご挨拶-あーさ式締め-

まず、先に初日の挨拶について。

千風さんに鎌倉出身と紹介されたあーさが、大仏ポーズで目を瞑りながら前に進み出て来た。

紹介された瞬間に、あーさが、お、なんかやらねば的な顔をしていて面白い。ブリドリといいイケメンなのに何かと笑いに貪欲なあたり素敵です…笑

大仏ポーズを割と本格的にできるあたりが、鎌っこ。

自称、浜っ子ならぬ「鎌っ子」らしいです。

前後の順番は曖昧ですが、何回目かのカーテンコールでは両手を広げて「か〜な〜が〜わぁ〜っ!!」と前に出て来ました。

突然、吹っ切って何かをやり始める朝美絢さん素敵です(笑) 何を言い始めるのだろうと少しドキドキソワソワしてしまった(笑)

 

同じく神奈川県出身のお2人が紹介されていて、可愛かった!

1人目は劇中にあの美脚の子は誰なんだろう?と気になっていたのでお名前がわかって嬉しい。逗子出身の愛陽みちさん。スタイル抜群!

もうひと方は横浜市出身の蒼波黎也さん。あーさに紹介された時に、緊張しているのかインド人の見た目で「…はい」と遠慮顔でソッと手をあげる姿が可愛くて、会場に笑いが起きてました。

 

最後の締め!

あーさ「それでは!最後に!マジシャンといえばあの二人組!あの掛け声をしたいと思います!」

(え、だれ?!てじなーにゃ?…え?ポーズとかあるんだっけ?)

あーさ「せーの!」

私(私たち何すれば良いの?!二人組って誰?!)

雪組生「てじなーにゃ!!(ポーズ付)」

(あ、てじなーにゃ、だったんだぁ…パチパチ拍手。)

でした。※言葉の詳細は記憶曖昧

客席はてじなーにゃ!と言う雪組生をただ目視するのみ(笑)

一緒にやるわけじゃないんだね?!見てればよかったんだね?!

上の青字は私の心の声だけど、客席の多くの方が同じ気持ちだったのではないかな(笑)

謎のシュールな締めでしたが、朝美さんと雪組生が楽しそうだったので良きですね(笑)

あーさ式締め、面白かったです。

とゆうことで、本題。

お話の感想ー木村先生の「やはりシザーハンズ」が気になって…ー

原作を読んでいたのでストーリーはばっちり。(少し違う部分もあり)

舞台の展開は平和で、1幕は大きな事件や出来事はほぼないまま終わり、少し驚いた。(舞台の上の絵?世界?自体は楽しい)

ただ、お話が終わる時に「ぉお?!?!なんか突然メッセージを感じる…!」という不思議な感覚になりました。

超簡単にストーリーを言うと

アダム(朝美絢さん)は孤独な旅をして魔術の街マジェイアに到着。

アダムは本物の魔法使いなので、元から街にいたマジシャンたちはアダムを消そうとする。その理由は、理解できないもの(魔法)を恐れている&「魔術師」という職業を奪われる(収入がなくなる)ことに怯えているから。

アダムは、この騒動は収まりそうにないことと、マジシャンたちとは分かり合えないことを悟って、魔法で街に大量の金貨を降らせて姿を消す。

マジシャンたちは、金貨のおかげでお金持ち(職業不要)になり、ほんものの魔法使アダムもいなくなって平和になりました

というお話。(掻い摘むべきところはもっと他にあるかもしれないけど)

最後に、ジェイン(ひまりちゃん)が想像の力を使ってアダムに会える!というのが素敵な展開でした。

主観的感想

感じるのは自由!とゆうことで。

観終わった時は、

人間は、人間が生み出した価値観(お金や関係性)に縛られて、人間の持つ能力(想像力や夢)や生命の神秘・すばらしさを忘れているよー!

アダムの魔法だけじゃなくて、世の中(自然や生命)は魔法だらけ~!純粋な気持ちを思い出して~!

ということかな?と感じました。

しかし…

木村先生の「やはりシザーハンズ」にムム?

木村先生のプログラムの文章。

観劇前に読んでもよく分からなかったのだけど(ごめんなさい)、観劇後に読んだら、ぁあ…なるほど…となりました。

木村先生が原作を読んだときに「やはりシザーハンズなのだな」と感じたそうで。

※シザーハンズは、純粋な人造人間のお話。シザーハンズwikipediaはこちら(ジョニーデップのポスターしか知らず…今度見ます!)

 

シザーハンズのあらすじと木村先生の文章をもう一度読み、ふむふむ!!!

無垢のままでは生き残れない世界

無垢さがいかに輝かしくて、でもこの世界ではいかに生きづらいか。

シザーハンズもアダムも基本的に一人ぼっち(愛犬モプシーはいるけど)。だからこそ純粋無垢なんだけど、普通の人間たちの世界では生きていけなかった。とゆう感じかしら。

とりあえず木村先生の表現したかった世界を満を持して存分に表現しました!とゆう作品なのかな。

ファンタジーとゆうより大人向け(特に人間関係に疲れた人)のメッセージ性のある作品に感じました。

劇中よりも終わった後に考えさせられる作品。素敵。

ストーリーの感想は以上…!

ほんとは誰かと語ってみたい(笑)

  

で、何が悲しいって、

原作を読み終わった時に、ほう?アダムが消えた!としか思わない凡人(私)と、「やはりシザーハンズだな」と思う演出家木村信司先生の感性の違い!(笑)

すごいなぁ。

スターさんについて-アダムに叩かれるモプシー♡-

朝美絢さんすごくよかった!包容力もあって。大人な感じで。

このお役。2番手ほどの立場の人がやるには相当難しいお役なのでは?!と思いました。

木村先生の表現したいであろう「無垢さ」を表現するのに、朝美絢さんは経験を積んだスターさん!経験は本人の能力とは関係なく、隠し切れないものね。

「無垢」を表現するような台詞もないし、ただ舞台に普通にいるだけ!て感じなので、特徴も出しづらく超難しそう。しかもお顔が無垢と言うよりイケイケ(死語w)の超美形だし。

ナウオン(?)でも、あーさが木村先生に何度も「それでいいの!」と言われたようなことを言っていたけどw、難しかっただろうな~

包容力は隠しきれていなかったけど、不思議な孤高の青年感(?)が出ていて、凄い。

アダム自身は人間が大好きそうで、ピクニックでの嬉しそうな顔を思い出すと、結末が切ない。

「無垢」にしては少し大人だったけど、それはそれで舞台上ではとっても良くって。大人向けの舞台に仕上がっていたのが素敵でした。

 

愛犬モプシーの縣千さん。。。最高に犬でした…♡

あがちんの一挙一動が気になりすぎて、あーさを観たいのにモプシーに目を奪われ、台詞も聞き逃すし…

なんかね、常に、穴を掘ったり、土を山にしたり、匂いを嗅いだり、飛んでいる何かを見たり、地面に足形をつけたり、足をボリボリ掻いたり、全力で犬が生きていました。

踊り出すと全く小型犬ではないジャンプ力!踊るときだけ「縣千」!笑

配役が発表になった時、「あがちん…海坊主からの犬。これは試練の時だな。頑張れ!!」と勝手に応援していたのだけど、全力で楽しそうにやっているあがちんが本当にすごいと思ったし、そのポジティブな感じがまた素敵でした♡

ナウオンでも、あがちんは配役を見た時に「あ、小型犬やるんだぁ」と思ったと言っていたけど、犬であることよりも「小型」という方に驚いているように見えた。本当に前向きで愛らしい方。アガタケン!!キュン!!!

 

ツボだったのは、アダムがモプシーの頭をペシっとするところ

何回もコラッとやられているのだけど、その二人の並びが超かわいくて。。。

叩かれても物ともしないモプシー(というか縣氏)のお顔!!!笑 それを微笑んで見るアダム!笑

素敵な並び。

マイクに拾われていないのだけど、アダムがモプシーに「おすわり!…おすわり!」とか「ダメだってさ~」とか話しかけている小声が可愛くて仕方なかったです。

 

ジェインの野々花ひまりちゃんも、とても可愛くて。

ジェインは原作は12歳。今回は舞台用に年齢を16歳に引き上げたとのことで、どんな風になるのかと思っていましたが、結構子供な16歳だった!

(ひまりちゃんが悪いんじゃなくて)すぐ泣く!笑

部屋に閉じ込められただけで泣く16歳って、だいぶ可愛い。

ロミジュリのジュリエット(16歳)なんて、ロミオと今宵一夜だったのに…

ということで年齢設定は??だったけど、純粋なジェインをやるひまりちゃん、可愛かった♡

特に最後のデュエットダンスの表情が好きだった。

最初はまるでアダムを探しているような表情なんだけど、それが切なくて!!!突然、見ながら泣きそうになってしまった。

あとね、声がスキ!!

 

ぁあ、もっともっと書きたいことがあるのだけど話が尽きないので、今回はここまで。

 

ありがたいことに、もう1回観る予定があるので、フィナーレの最高さ他のスターさんたちについては、改めて書きたいと思います♡

それまでにシザーハンズを見るぞ。

   

その後の千秋楽の感想はこちら↓

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