2025年観劇初めは「レ・ミゼラブル」。年始に行ってきました!
あの壮大な音楽が始まった時の鳥肌。やっぱり1番好きな帝劇作品だなと思いました。
レミゼで受け取る感情は、簡単な言葉では表せなくて。
あの3時間をじっくりと体験しないと生まれない感情に出会える、というか。
心に、じんわりと温かさが残っていて、観劇の楽しさが詰まっているのが好きです。
この日のキャスト
敬称略
ジャンバルジャン | 佐藤隆紀 |
ジャベール | 石井一彰 |
ファンテーヌ | 生田絵梨花 |
エポニーヌ | 屋比久知奈 |
マリウス | 山田健登 |
コゼット | 敷村珠夕 |
テナルディエ | 染谷洸太 |
マダム・テナルディエ | 樹里咲穂 |
アンジョルラス | 岩橋大 |
ガブローシュ | 大園尭楽 |
リトルコゼット | 井澤美遥 |
リトルエポニーヌ | 井手陽菜乃 |

お話-心改まる-
レミゼを観ると、心が改まります。(特にお正月に見たため笑)
司教の赦しから始まり、一生をかけて罪を償ったジャンバルジャン。それが若いマリウスとコゼットにつながっていく希望、というか。
優しさの連鎖(と言うとキリスト教的な表現とは異なるかもしれないけれど)を見て、自分も真っ当に生きていかないと!人を赦す大きな心で生きないと!と思いました。
ジャンバルジャンの、やっと罪から解放されて天に向かう瞬間に、なんか涙が出てしまうんだよねぇ。自分は、何に泣いていたんだろう。不思議な感覚です。
私の亡くなった祖父が、亡くなる直前に見たがったのもレミゼの映画で。それが少しわかる気がします。
そして、自由な未来のために頑張る若者たちの様子は、まだまだ正月モードの私には、あまりにも眩しかったです。(笑)
キャストさん
今回感じたのは、観る側も、歌唱とお芝居を両立して楽しむのは難しいんだな、ということ。
歌唱力がないのはもちろんNGだけれど、上手くて歌唱力に感動していると、お芝居から気持ちが離れるというか。(演者さんじゃなくて自分のせいで)
名曲がありすぎて観劇も難しいなと思いました。
ジャンバルジャン:佐藤隆紀さん
冒頭から優しさが滲み出ていました。なので後半がよかったです。
身分証を破り捨てる独白の高音が少し苦しそうで、少しだけ残念でした…!あそこで圧倒的な衝撃を受けて改心するジャンバルジャンが好きなので。。改心する前から、聖人ぐらい柔らかい雰囲気でした。
でも罪を償う姿勢には説得力があって、ジャベールの気が狂うことに納得できるのが好きでした。あのバルジャンを見たら、狂っちゃうよ。
ジャベール:石井一彰さん
初めての石井さんジャベール。橋に落ちていく場面の、動揺が素敵でした。
天井に近いお席だったのに、心が繊細に揺れ動いているのが伝わってきました。
自分の信じてきた「牢獄で罪を償わせる」が圧倒的に崩れたんだな、と。説得力がありました。
ファンテーヌ:生田絵梨花さん
美しかった。この方の死ぬ演技は、声が小さくても通るし引き込まれます。ただあまりに綺麗で若いので、エポニーヌの時の方が好きだったかなぁ。。
エポニーヌ:屋比久知奈さん
この日の中で、いっちばん待っていた歌唱力で、ビリビリしたのが気持ちよかった〜!!!
エポニーヌも、命をマリウスとコゼットに繋いだんだなと、今まで以上に感じました。演出もあるかな?
罪滅ぼしではないけれど、愛のために生きたエポニーヌという理解で良いのかな。エポニーヌのせいではないけれど
マリウス:山田健登さん
マリウスって私は人によってはあざとさ(?)を感じて好きになれない時があるのですが(おい)、純粋な青年で好きでした。(あの微妙なニュアンスの違いを専門的に解説してほしいです笑)
アンジョルラス:岩橋大さん
出てきた時の、眩しさがすごかった。そして演出上、やっぱり死んだアンジョルラスはバリケードで逆さまになっていてほしいなぁ。リヤカーに乗せられているのはあまりにも切ない。
ガブローシュ:大園尭楽さん
うまかったです。子供すぎなくて、本当に意思を持って仲間に加わっている様子で、好きでした。
いつか、すごいと噂の小野田さんのジャベールが観たいのと、小林唯さんのアンジョルラスも観てみたいです。
マイラスト帝劇&レミゼは1回なので、次にレミゼが観れるのは新しい帝劇かな。
演者さんの個性もあるし演者さんによって感じることもちがうけれど、
やっぱり大枠として、お話と楽曲が大好きなレミゼラブル。観れてよかったです♪
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