生き急いで「海辺のストルーエンセ」が気になっているまかぷです。
ストルーエンセが実在の人物と聞いて、ストルーエンセさんが題材となったデンマークの映画「ロイヤル・アフェア」を見ました。面白かった〜!
「18世紀のデンマーク王室を舞台に、実際にあった王クリスチャン7世と王妃カロリーネ・マティルデ、侍医ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセの三角関係をもとにした物語」(Wikipediaより)
実話大好き人間なので、ワクワクした〜!映画としても評価が高いみたい。
時代も宝塚ファンにはお得意のフランス革命時代あたりで、デンマークはこんな感じだったのか!と歴史の勉強にもなりました。興味津々。
映像(画)も綺麗でした。
映画には海なんて一つも出てこないし予習になっているのかは全然わかりませんが、公演解説を読んでも映画とかなり似た内容かな?とお見受けしました。
※予習になっているか全く以って不明ですが、ネタバレしかないのでご注意ください。
お話
配役が発表になったので追記
侍医 ストルーエンセ | 朝美絢 |
王妃 カロリーネ・マチルデ | 音彩唯 |
王 クリスチャン7世 | 縣千 |
ブラント(ストルーエンセの側近) | 諏訪さき |
宰相 ベルンストッフ | 奏乃はると |
王太后 ユリアーネ | 愛すみれ |
クリスチャン(王)・カロリーネ(王妃)・ストルーエンセの三角関係のお話で、ストルーエンセが王の侍医からスタートして、どんどんと権力を増して、デンマークの政治改革まで行っていくお話。
最終的にはストルーエンセの改革がデンマークを財政難に追い込み、王妃とのスキャンダルもあって、民衆の怒りを買い処刑される、というものでした。(貴族たちにそう仕向けられた)
歴史的な評価としては「ストルーエンセの行いは急進的ではあったけれど妥当な内容だった」とのこと。詳しくはヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ-Wikipedia-参照。
まず映画でテンションが上がったのは、ストルーエンセ役の俳優がマッツ・ミケルセンさんということ!
今度、宙組で上演する「007」の悪役(恐らく芹香さんの役)も演っていた方です。(多分)
007はマッツ・ミケルセンさんが怖すぎて怖いシーンは早送りしたのですが、甘々なストルーエンセ先生はカッコよかったです。
王のクリスチャン7世が狂っていて孤独だったカロリーネが、ストルーエンセの視野の広さや啓蒙思想などに共感して恋に落ちてしまう。(孤独な王妃シリーズ好き…)
良かったのは、王妃とストルーエンセが仮面舞踏会で恋に落ちるところ!すごく宝塚!ロマンチック!!決してストルーエンセは、権力が目的で近づいたわけではない、とゆうのが良かったです。
医者として「天然痘の予防接種の義務化」の提言から政治の関与を強くしていきました。
三角関係が複雑だったのは、ストルーエンセがカロリーネの不倫相手でもあるしクリスチャン7世にとっても唯一心を許せる人物だった、という点。 (3人がとにかく濃ゆい関係なのです、恐ろしいほどに)
映画は、ストルーエンセの最期まであり…展開がショッキングでしばらく放心しました。残されたクリスチャン7世と子供たちにも心が痛む…
デンマークはストルーエンセによって改革が進んだものの、この事件後はまた中世の体制に逆戻りしたとのことで、デンマークの歴史は存じ上げなかったので興味深かったです。
1700年代後半×王室(豪華)×いけない恋ということで宝塚向きなお話でワクワクが増しました(笑)
アーサー王伝説じゃん〜!
公演解説を読んだ時は、王妃と不倫するなんて「まるでアーサー王伝説のランスロットのお話みたい」と思ったのですが、
映画の中でもストルーエンセは側近から「ランスロットになるなよ」との忠告を受けていて、やっぱり!でした。
朝美さんは、月組の「アーサー王伝説」でランスロットを演っていたので、そのつながりもまた面白い。
お役
お話が同じなのかわからないけれど勝手に気になったところをメモしとくと…
※発表された配役を緑字で追記
ストルーエンセは、恋に落ちる前から孤独な王妃を救ってあげるような言葉を投げかけていて、知的で冷静で、めちゃくちゃかっこいい。
これを朝美さんがやるなんて大変な事態に違いない。しかも公演解説には「エレガント」とまである。ワクワク。
お話もハッピーエンドではなさそうなので、そこもまた新たな朝美さんが見れそうで楽しみです。
王妃(カロリーネ)は、最後は自身は追放されて、ストルーエンセは処刑されてしまうので、(どこまで描かれるのかはわからないけれど)、かなり感情の振れ幅が広そうで難易度が高そう。そして期待大。
孤独→恋→希望→母→絶望 などなど。
※配役:音彩唯さん
クリスチャン七世は、映画では精神の病とのことで、狂っていて、娼婦と遊びまくって、王妃に酷く当たって、品がない…でも良い人ではある。(宝塚版では色男でお願いしたい…笑)
ただ、王妃とストルーエンセの仲が判明した時に、ストルーエンセと言い合う場面は迫るものがあり、盛り上がりそう。(描かれるのかわからないけれど)
映画では、ストルーエンセに言われるがまま数ヶ月の間に数百の法案を通しまくっており…もし縣さんが演るのであれば「どこかで観たような…(光緒帝)」でした(笑)
※配役:縣千さん
オーべ・ヘー(政治家)は、ストルーエンセと政治的に対立していて、最終的にストルーエンセを処刑に追い込む黒幕。超悪いやつ…
※先代の王の後妻のユリアーネ(愛すみれさん)と手を組む。宝塚版はいなそうなので、宰相の奏乃さんかな。
ブラントは、ストルーエンセの側近で、最後は一緒に処刑されてしまい、かなり心が痛い…
※配役:諏訪さきさん
そのほかも色々と想像が膨らんで楽しいのと、映画が純粋に面白かったです。予習になっていなかったとしても教養になったということで良しとしよう!(笑)
コメント