まかぷです。日が経ってしまいましたが、花組のライブ配信!!
悲しいことに観劇予定の朝に中止となり、ライブ配信が初見でした。
想像以上に「巡礼の年」が面白くて、改めて公演中止が悔やまれました。
ただ千秋楽だけでも無事にあって本当によかったです♡
巡礼の年 苦悩が面白い
リストの生涯をもっと知りたくなるような見応えのある作品!
リストがアイドルのように奉られることに苦悩(違和感?)している姿や、「貴族」のコンプレックスに囚われて暴走する姿が、人間らしくて面白いというか。
お話の展開で楽しむというより人の心を見ている楽しさがありました。生田先生のお得意の「苦悩作品」かな。
またマリーの存在も、リストと近いようで対局だったのが面白かったです。2人とも、抱える苦しみは似ていたけれど求める理想の世界は違った(反対)ということかな。
最後の終わり方も大人な感じでよかったです。
ライブ配信ではあったけれど、どの出演者にも共感(?)しながら観ていたので、それぞれの人生を見た気がして、この人たち(お役の人たち)のことをもっと知りたい〜!と思いました。
映像であれ、やはり舞台作品はその瞬間、そこにいる人間が心を動かしている点が、こちらの心も動かされて好きだな。
結局、リストにとって、音楽とはなんだったんだろう。
その辺りは、生観劇でこそより深く想像できた気もして少し悔しいけれど、凡人には理解できない天才たちの世界を感じられました。
音楽面のお話がほとんどなかったのは、少し残念だったかな。
スターさん ージョルジュが好きー
フランツ・リスト:柚香光さん
柚香さんの演じる心が激しく動くお役が相変わらず素敵でした。リストの人生にまで興味が湧きました。
少しリストの心理が謎な展開もあったのですが、柚香さんが演ると「その人そのもの」のようで、妙に納得しちゃうというか(笑)
苦悩系の柚香さん、また見たいです!
そして冒頭のジュルジュとのピアノの上でのラブラブ展開は、大変素敵でありました。ジョルジュに腰掛けられたピアノがジャーンと鳴るところ。
マリー:星風まどかさん
芯のある大人の女性が素敵でした。
リストとの幸せな時間の可愛さが凄まじいだけにその後のすれ違いが切なかったです。
そう、お衣装が素敵!と感じる瞬間が何度もあり、、、調べるとやはり有村先生でした。
お衣装に注力しているわけではないのに、目がいってしまう。
星風さんのお衣装が特に好きなものが多かったです。星風さんがお人形さんのようなスタイルの持ち主だから、さらに魅力が増しているかもしれないです。
ショパン:水美舞斗さん
こんな水美さんが見たかった!!お役の幅が見るたびに広がっている気がする。
リストと反対で環境に恵まれているのに、全く嫌味にならない優しさが水美さんらしいのかな。
ジョルジュ:永久輝せあさん
男装の麗人…大好きだったこのお役!
永久輝さんは女性で男役で、さらに女性に戻って男装している状態な訳で…かなり難しいと思うのですが、自然に息づいていて、1番惹かれるお役でした。
嫉妬があったり強さを持っていたり。共感する部分と、私にはできない!と思う部分があって、人間として魅力的な方でした。
好きなポイントは、リストとマリーに対する嫉妬よりもリストの成功を祈るところ、自分の仕事をマリーにあげるところ(意地悪をしてもおかしくない立場)、ショパンに好きと言わずに寄り添い続けていたところ…などなど!
永久輝さんの妖艶さと爽やかさ(強さ?)のバランスが見事でした。生で観たかった…
永久輝さんのお役の中でも1番好きでした。
ジラルダンの聖乃あすかさんは、
冬霞然りご本人のキャラの殻を破っている感じで面白い過程にいらっしゃるな〜!と魅力的に思いました。
ラプリュナレド伯爵夫人の音くり寿さんは、音さんらしい迫力でお外の舞台での活躍が目に浮かびました。
他にも素敵な方はたくさんいたけれど、
タールベルクの帆純まひろさんは濃厚シーンが少し初々しくて、今後の開花に期待。
少年リストの美空真瑠さんも印象的でした。
リストが情熱的な少年だったのに、結局アイドルのようになってしまったことが切なく感じるとゆうか。対照的でよかったです。
Fashionable Empire やはり生で観たかった
やはりショーは映像では全体が掴みきれなくて、VRになってくれー!とゆう気持ち。
印象的だったのは、履ける時の柚香さんがカメラに抜かれまくっている点(笑)
はいはい、分かりますよ。はける時の柚香さん素敵だものね。
そんなアングルはあまり見ないので面白かったです(笑)
ラビリンスのシーン(お風呂みたいな場面)は妖艶な柚香さんと水美さんの並びが素敵。
娘役さんもとっても可愛かったので、生観劇だったらもっと色んな方を観たかった…
また水美さんと帆純まひろさんのClub Mistyは、
帆純さんの首に水美さんの口紅というかキスマークがガッツリついていてビッッッッッックリしました。テレビの前で、パチクリ&アングリ。
水美さん…大人の世界がすごすぎる…これは生観劇だったら腰を抜かしていたので、テレビでよかったです(笑)
全体としては、ファッション帝国というタイトルなのにお衣装がムムム?!でした。
ご挨拶 意図せず面白くてキュン
ほとんど公演が中止になってしまった東京公演。
柚香さんがあまりにも深刻な面持ちでお話しされるので、心がギュッとなってしまいました。
ただ…個人的に、柚香さんのご挨拶ってご本人の意図しないところで少し面白くなってしまうのが、大変に可愛くてツボです。
「中止となった当日は、キャトルレーヴの袋を持ったお客様が、呆然と劇場を見上げてくださっている姿を見て心が…」というお話をされていたけれど、
キャトルレーヴを「キャトレ、キャト、キャトrッ、…すみません(手を口に当てる)」と噛んでしまったり、
「呆然と…。呆然と…。劇場を見上げるお客様…」
そのように描写される中止当日の私たち。
柚香さんご自身はもちろん真面目に心を痛めている様子なのですが、
柚香さんが上から呆然とした観客を見ている図が少しシュールで、そう何度も優しく「呆然と」と言われると、クスッとしてしまいました。
(不謹慎ですみません、でも私も日比谷で呆然とした1人だったので、そう形容されたことが面白かった…)
退団者の方々については、
芹尚英さんの「悔いはない!」と言い切った姿や、飛龍さんのファンの方々を見つめて感謝を述べる姿が印象的でした。
花組ポーズが封印されてしまったのが少し残念で、柚香さんが「初日に『完走した暁に花組ポーズをやる』と言ったので」とのことでした。
退団者の方々だけでやっていたけれど、「花組最高」は封印で「愛してるぜ」でした。寂しい。。
次はどうか完走できますように。生で観劇したい!
そして花組さんが元気に花組ポーズができますように!
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