まかぷです。友人に声をかけていただき「北斗の拳」を観てきました。
知っていることは「お前はもう死んでいる」だけだったので、「???」という場面が多かったですが、音楽が素敵で演出が面白かったです。
みんなユリアが好き。(原作ファンの方に怒られちゃうかな笑)
キャスト
私は太字のキャストで拝見しました。
ケンシロウ:大貫勇輔
ユリア:平原綾香/May’n
トキ:小西遼生
ジュウザ:伊礼彼方/上川一哉
シン:植原卓也/上田堪大
マミヤ:清水美依紗
トウ/トヨ:AKANE LIV
リュウケン他:宮川 浩
レイ:三浦涼介
ラオウ:福井晶一/永井 大
バット:渡邉 蒼
リン:山﨑玲奈/桑原愛佳
※敬称略。
【参考】2021年の初演キャスト
ケンシロウ:大貫勇輔
ユリア:平原綾香・May’n
トキ:加藤和樹・小野田龍之介
シン:植原卓也・上田堪大
リュウケン他:川口竜也
トウ・トヨ:白羽ゆり
マミヤ:松原凜子
レイ/ジュウザ:伊礼彼方・上原理生(交互で役替わり)
ラオウ:福井晶一・宮尾俊太郎
バット:渡邉 蒼
リン:山﨑玲奈・近藤 華
※敬称略
お話ー原作無知はなかなか…ー
原作には書かれていると思うのですが、「どうして?!」なところが多々ありました。
みーーーんな、ユリアが好き。一連の戦いはユリアの取り合いなのか?
原作読者に聞いてみたら、「みんなユリアが好き」は合っているらしい。舞台に出てこなかった兄弟の4人目もユリアが好きらしい。どんなお話なのだ。
それはいいとして、肝心なユリアの行動が謎でした。
特に、最後の戦いの後に、負けたラオウの元に行き(どうして?!)、ラオウが死んだらケンシロウの元に戻るところ(何だ、そのちゃっかり!)。
ラオウが最後に必殺技を体得した流れも理解できなかったです。
途中までは、ケンシロウは愛を知っていたり多くの人間の命を背負っているから必殺技が使えて、悪者のラオウは心がないから必殺技ができないのだと理解しました(少年漫画あるある)。
そこでラオウは「弱点克服のため(悲しみと愛を知るため)にユリアを殺して最強になった」のかと思ったのですが、
結局ラオウはユリアを仮死状態にしただけで、ユリアは奇跡のタイミングで生き返るとゆう。
それラオウが最強になれるわけないじゃん。
原作にはちゃんと書いてあるんだろうな。
原作を知っている人が楽しむ舞台を目指しているのかなと思いました。
全体としては漫画を辿っているような展開なので、「起承転結」の「起」がない印象で1幕は少し退屈でした。
全ては、私が原作を知らないことがいけない。
原作を知っていたかった!そしたらもっと面白かったに違いない!
音楽と演出-少年漫画だ!-
音楽はフランク・ワイルドホーンさんとのことで、少年漫画にしては音楽がエレガントな気もしましたが、音楽が壮大で素敵でした。
フランク・ワイルドホーンさんの息子さんが日本漫画が好きらしく…そんな繋がりがあるのかな?息子さんのジェイク・ワイルドホーンさんも追加音楽のスタッフに入っていました。
途中は、エリザベートの曲が思い起こされる場面も。
演出は、フライングやプロジェクションマッピングが多々あり、面白かったです。
特にプロジェクションマッピングは舞台からはみ出て劇場全体に投影されていて幻想的でした。
また虎と戦う時など、ケンシロウとラオウの周りに炎が舞うところなどは大変面白かったです。少年漫画っぽい!
また悪役の死に方が特徴的で、会場が沸いていて、原作を知らなくてもなんか楽しかったです。
ひでぶ!
役者さん
原作キャラがわからなすぎて、どうなのかわからないのですが…笑
ケンシロウ:大貫勇輔さん
大貫さんしかできないのでは…とゆうほど、北斗の拳っぽい謎の動きがすごかったです。
特に一幕ラストのケンシロウが覚醒する場面(なのか?)はダイナミックで、あの場面だけで「少年漫画の舞台化」を感じました。
もっと大貫さんのダンスやアクロバティックな場面が見たかったです。戦いの場面がとても面白かった!
ユリア:平原綾香さん
セリフとお歌の時の声が全く違うので、お芝居の延長に歌がないとゆうか。やはり歌手の方だなと思いました。
お歌の引き込む力は素敵でした。
ユリアの心情解説求む。
トキ:小西遼生さん
この私でも、あ、トキの画はわかる!となる再現度。
俺の一撃を見ろ!と言って割と弱くてキャラがよくわかんなかったなぁ。
ジュウザ:伊礼彼方さん
ジュウザなのか伊礼彼方さんなのかわからないほど(笑)、登場だけで会場が盛り上がるほど空気をかっさらっていました。
ミス・サイゴンの全国公演の間のご出演…すごい。
アドリブで「女の子に囲まれたお店を経営してる夢を見た」と言っていました(笑)
場を持っていく力がさすがだな〜と思いました。
レイ:三浦涼介さん
失礼かもしれないけれど、ひたすらビジュアルが良い。
ラオウ:福井晶一さん
福井さんと全く気がつかないまま観ていてびっくりしました。
ラストの幕引きも拍手が起こって天に昇っていくから、悪役とゆうか主役のようでした。
トウ/トヨ:AKANE LIV
ボディーガード以来に拝見しましたが、宝塚の方なのか。立ち姿が綺麗でした。
バット:渡邉 蒼さん
気迫があり印象的でした。
リン:山﨑玲奈さん
声が通る!将来、ミスサイゴンのキムやレミゼラブルのエポニーヌができそうでした。
やはり自分のキャラへの理解が浅い(とゆうかない)のと、舞台の中で人物像が掴めなかったのが悔やまれますが…実力者揃いの豪華キャスト陣を堪能できました。
舞台のエンターテイメントとしては、とても興味深かったです。観ることができてよかった!!
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