【感想】ジャージー・ボーイズ GREEN ー意外と人間ドラマー

観劇の感想
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芸術の秋!食欲の秋!まかぷです。

日生劇場「ジャージー・ボーイズ」を初めて観ました。

ご縁をいただいたのは、チームGREEN。

昔、テレビか何かで

「フランキー役は天使の歌声が必要だから、本国からOKが出ない限り出演不可。日本では中川さんしかできない」

と解説されていた記憶があり、花村さんが新しく加わるとのことで気になっていました!

残念ながら肝心な中川さんverはコンサートで1場面しか観たことがなく…初めて全編をGREENチームで楽しみました♪

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役代わりキャスト

上演は3回目。

歴代キャストはWikipediaに載っていました。初演から変わらず演っているのが中川さん・綿引さん・小此木さん

役名BLACKGREEN
フランキー・ヴァリ中川晃教花村想太
トミー・デヴィート藤岡正明尾上右近
ボブ・ゴーディオ東啓介有澤樟太郎
ニック・マッシ大山真志Spi
敬称略
役名シングルキャスト
ボブ・クルー加藤潤一
ジップ・デカルロ山路和弘
メアリー綿引さやか
ロレイン小此木まり
フランシーヌダンドイ舞莉花
敬称略

 

ようやくフランキー以外の3人のキャラが、わかりました。

やんちゃで真ん中にいたがるトニー、控えめなニック、頭が良くて才能があるボブ。

歴代のキャストを見て、だからそうゆうキャスティングなのね、と思いました(笑)

お話ースターの光と影ー

お話は、ロックのグループ“The Four Seasons”(実在)の軌跡を辿るもの。

明るい曲が多いので、てっきりショーに近い作品かと思ったらスターの光と影のお話でした。人間ドラマ。

途中はドロドロで、観ていてしんどくなりました。(それと日生劇場の椅子は、お尻が痛い!)

グループの強みは「フランキーの声とボブの作曲」なので、成功すればするほど4人のバランスが崩れていくという。

トニーが「自分がフランキーを見つけ育てた」と主張する姿や、ニックが引け目(4番手)を感じて脱退する様子を見て、人間って難しいなと感じた次第です。

 

幸せの肝は「鈍感力」と思うなど(笑)

最後はどんな感じにまとまるのかと思ったら、4人の再集結。

「金では買えないファンが選ぶ賞」をとった4人の姿が素敵だったし、元の4人には決して戻れなさそうな様子に切なさも感じました。

演出がおしゃれ!

舞台は、テレビモニターが両サイドに並んでいて、そのモニターの映像が白黒だったり年代を感じる色味なので、昔にタイムスリップした感覚になりました

またジャージーズの4人が1人ずつ語り手になるスタイルもかっこよかったです。

てっきり最初から最後までトニーが喋り続けるかと思っていたので、最後にニックが話し始めた時はワクワクしました。

最後の最後も、4人が1人ずつ階段から降りてきて、ひとこと言って去って行く形。

それぞれの一言が「らしくて」楽しい。

ニックの「自分がリンゴ・スターだったら?子供といた方が良い」は、ユーモアたっぷりで会場が沸いていました。

フランキーを育てたのはニックにも見えたけど、それを主張しないのがニックなんだな。



最後のフランキーの言葉が素敵でした。

「今までで1番最高だった時は、いつかって?それは何もかもが始まる前。4人の音楽が生まれた時さ」(セリフは全く覚えていない)との言葉に鳥肌でした。

そこで4人が集まってきて歌い始める。かっこいい〜!

成功して何もかも手に入っても結局「純粋に音楽をやっていた時が最高だった」ということで、
 

見ている側も、あの時が一番ワクワクしました。

夢を追いかけている時が一番だったなんて、素敵なお話。

役者さん

フランキー:花村想太さん

確かに天使の歌声。心が綺麗な感じがあって素敵でした。

Da-iCEの歌手のイメージが強かったのですが、お芝居が初めてなわけではないんですね。

中川さんのフランキーの影響もたくさん受けているんだろうなーと想像する瞬間も多く、やはりBLACKも観たかったな〜

今後はフランキーはずっとこの2人で行くのかな。楽しみです。

 

トニー:尾上右近さん

歌舞伎の女形の時は大きい印象だったので、意外と小柄で驚きました。

お育ちが良さそうでしたが、生まれながらにどうしようもなく真ん中にいたくてたまらんヤンチャ人間という感じで、個性のあるキャラに引き込まれました。

 

ボブ:有澤樟太郎さん

初めて拝見。端正で華やかでした。

お歌もうまそうで、違うお役も見てみたいです。

 

ニック:Spiさん

包容力があってグループ4人のバランスをとっていたように見えたので、脱退の時は残念でした。

おちゃめな感じもあってお役に魅力を感じました。

 
何と言っても、4人ともお歌がうまくて耳が幸せでした

 

舞台にはまだまだ魅力的な方がたくさんいるんだな〜〜!!

アンサンブルの方々も皆さん歌がうまくて華やかで、

特にフランキーの娘のフランシーヌのダンドイ舞莉花さんがかっこいい歌声で印象に残りました。エンジェンズのシーンも楽しかったな。

初めて拝見する方々ばかりでしたが、素敵な舞台でした。

最後にペンライトで盛り上がるコンサート形式になるのが最高でした!!

やはり劇場を明るい気持ちで後にできるのはハッピー!

また再演があったら観にいきたいな♡

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