「桃色トワイライト」三浦しをんさんのオタクエッセイ

MACAPU DIARY
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はー秋って大好き!でも花粉で鼻水ズーピー言い始めた…MACAPUです。

 

今読んでいる三浦しをんさんの「桃色トワイライト」が面白くて、読み終わってもないのに感想を書きたいと思います。

あ、トップの画像に「読了」って書いちゃった。盛大なウソです。

読んでいる真っ最中。

オタク女子は絶対に面白いエッセイだと思います。

これ。(表紙も、???ですよね笑)

むしろ面白くないならば、どう面白くないのかを教えてほしいくらい。声を出して笑っています。

ここ数か月、柄にもなく真面目な本ばかり買っていたら積本が増える増える。

静かにほくそ笑んでしまう本を読みたくて、「さくらももこみたいな本」と検索したら出てきました。

「静かにほくそ笑む」どころではないです。

どれくらいかというと、

生物と言えば観葉植物と盆栽と私しかいない部屋で、5分おきに私の「ふふふ」って声だけが響いています。

そのままバスに乗ったもんで、バスの中でも5分おきに「ふふふ」って言ってたけど、だれも気にしていなさそうだから、そのまま笑いながら読んでました。

たまに公共交通機関にいますよね、「ここあなたの部屋じゃないんですけど」と言いたくなるような人。まさにそれでした。

そして家に帰ってきて、「ふふふ」どころか「ひゃはは」「ぐはは」ぐらい盛大に笑っている次第です。

三浦しをんさんが、こんなにもオタクとは。知らなかった…!

三浦しをんさんって、あれですよ、直木賞作家ですよ?!

「風が強く吹いている」とか「舟を編む」とか。

私、こんな本を書く方って、辞書と共に生まれて、本に囲まれて育って、お父さんとも敬語で話すくらいの人だと思っていた。

三浦しをんさんは、どうやらBL漫画に囲まれて生活しておられるようです(笑)(本にも囲まれているようだけど)

BL漫画は私の守備範囲外なのだけど、オタク具合の、深いところへの潜り方に共感しまくってしまいました。

色んなタイミングで、お気に入りのセリフを混ぜて会話するところとか(三浦さんの場合は、それが文学だったりするのだけど)

「ガクトのライブDVDとバレエのビデオを友人とみる」というお話しでも、『腋毛を確認することに全精力をかける』らしい。

「新撰組」を24時間鑑賞したり…。

それは、宝塚のDVDでお気に入りシーンを10秒戻して、もう一度見て進む、という「3歩進んで2歩下がる鑑賞」に近いものがあります。

近いものというか…私なんてかわいいもの、くらいに思わされました。

それくらいに、オタク具合が深い…!!

 

そして、なんなら「宝塚」も観ていらっしゃるようで。「文楽」「バレエ」などなど。

私が同じことを体験しても、三浦さんの100分の1くらいしか感じることがなさそうです。

素敵だなぁ、こんなにも感じることがあるなんて。

 

そもそも、図書館でも異色を放っていた「桃色トワイライト」という題名が、意味不明だったのですが、それでいいらしいです。その理由も、書いてあって面白いです。

書いちゃったら読んだ方が面白くなくなっちゃうので我慢します。

 

オタクの深み以外にも共感ポイントがたくさんありました。

可愛い子と一緒に歩くと「透明人間の気分を味わえる」とか、わかりみが深すぎて。

でもね、私が好きなのは、ただ「透明人間になる」と言うのではなくて「透明人間を味わえる」というポジティブな表現の仕方をされるところが、好き!!

 

自虐ネタなのに、随所に出てくる言葉や文章の巧みさが素敵で痛快で。そこらへんは、やっぱりさすが直木賞作家さん、という感じ。

直木賞作家さんがふざけたことを書くと、こんなにも面白くなるのかと。

私「有り体」って「ありのまま」って読むなんて知らなかったなぁ。

そうゆう小さな学びも随所にあります(私がおバカなだけかもしれないけど) 

三浦しをんさん。。。素敵だ―。

他にもシリーズがあるようなので読破しようと思います。

 

あと「独身オタク」を前面に出していて

先ほど書いた「部屋に生物が観葉植物と盆栽と自分しかいない」というのは、三浦さんのお部屋です。私の部屋も同じです(笑)

ただこの本が出版されたのが約10年前の平成22年で、三浦さんは20代。

「20代なら全然大丈夫じゃん!!今は結婚されてるのかな、されてますように!!独身オタク女子の代表として結婚してますように!!」

と思って調べてみたのだけど(余計なことをする)、まだされていないようでした。

うむ。

三浦さんの20代のときの独身オタク話に、

心の底からの共感ポイントが星の数ほどあるアラサー独身女子の私…(笑)

今は楽しいけど、10年後が怖いよう。

でも思えば10年前も「今は楽しいけど、10年後が怖いよう」とか言っていました。

80歳くらいになって「今は楽しいけど、10年後が怖いよう」とか言って、翌日に死ぬのがいいな(笑)

 

今は三浦さんが「ファッキンメリークリスマス」と言っているところ。

私、こうゆうお下品な自虐ネタみたいな笑いが好きすぎるな。

前に書いた「FLEABAG」というドラマ同様に。

こんなことに笑っている30代(笑)

最近、とある友人のことを「童(わらべ)」と言っていじることがマイブームなのだけど、

自分が一番「童」でした。

※私のそのブームは「キングダム」にハマって生まれたブーム。(三浦さんも三国志にハマったことがあるらしい)わかりみが深い…!

さてと、続きを読もう。

 

追記:読了しました。最後まで裏切らずに爆走でした。(タクシーの運転手さんに、「ドリフト」やってもらうとかありえない!!!笑笑)はー本当におすすめ本です。エッセイを読破していきたいと思います。

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