まかぷです。星組「BIG FISH」初日に行ってきました〜!
版権上、何にも記録に残らないとのことで、記憶をメモする!
とにかく歌うまさんの美声が大漁でした。礼さんの声の暖かいこと、心地の良いこと!極美さんも好演で素敵だった!
全体 ー世界観がすきー
映画は直前に見て、舞台版は初めて見ました。
映画も良かったけれど、リアルな人間からしか得られない笑いや涙があって、生の舞台って良いなぁ〜。舞台が好きだなと改めて感じる作品でした。ありがとうございました、という気持ち。
お話の大筋は映画と同じで、
舞台は、魔女とジェニーが別人で、巨人がウォール街で成功したりと、ちょこちょこ違いました。
(映画は、魔女とジェニーは同一人物で、エドワードが助けた銀行強盗がウォール街で成功していた。あとドンは死ぬ。)
一つ悲しかった映画と違った点は、
エドワードが、ジェニーとキスしてしまうところー!そして「僕には愛する妻がいるんだ」と言うところ。
映画は、キスする直前にやめて「僕には愛する妻と息子がいるんだ」だったような。そこは少し残念でした。(違ったらすみません)
で、今回、礼さんは当然ながら素晴らしくって、そして極美さんの熱演が良かった〜
ウィル(極美さん)が父(礼さん)の最後の物語を一生懸命に考えて歌い始めた表情は、忘れられない。
極美さんの涙を見た瞬間から、涙腺スイッチがONになった。
ウィルが語る物語の中で、エドワードが「望んだ通りに幕は降りる」「みんないる〜」的な歌を歌うのですが、
その礼さんの声の深みがすごかった。大海原。自在。
歌声が心地良すぎて、ぶっ倒れそうだった。
その壮大の楽曲からの、ピアノとフルートだかの静寂な音になる流れも、素敵だったな。。。
病室に戻っての、(心電図の音)ピ…ピ…ピ…ピーーーーーーで、自分の鼻水で窒息しそうになりました。(オケの笛と心電図の音が同じ高さだった気がして、あの現実に戻る瞬間も不思議な感覚になってよかった)
礼さんの、あんなに歌い上げてからの即刻おじいさんに戻って死ななければならない大変さ!(おじいさんの礼さんのお顔がイケメンで、泣きながらオペラグラスで拝んだ…。)
お葬式に、架空かと思っていた巨人と魔女が現れるのも素敵だったな。。。ちょっと小さくなった巨人と、マントを外した魔女。
エドワードのお話は、嘘ではなくて物語にしていただけだった、という。
エドワードが亡くなってから数年経ったと思われるラストシーンでは、
ウィルが自分の息子に「いいや、釣った魚はこんなに大きかったんだぞ」とニッコニコで言う場面も、心温まりました。エドワード、天国から見てますかーー!!!
歌詞を見返すと、ドラゴンの歌でエドワードはウィルに「俺が老いたら、お前が物語を話せ」と言ってるんだな。うる。。
不思議なお話なのにすごく心が動かされて、あの世界観が好きでした。
そして、礼さんに加え、小桜さん・都さん・詩さんという三者三様の歌強なメンバーが、この公演に揃う奇跡!ありがとうございます。
冒頭とところどころで登場する人魚も可愛かったし、サーカスのジャグリングやお皿回しも本当に舞台でやっていてすごかったです。
作品に没入できる歌のうまさと星組生の熱量。
終演後は良い舞台を見た幸福感でいっぱいでした。
スターさん
エドワード:礼真琴さん(95期)
この方を形容するのに「すごい」以外の言葉が出てこなくて、最近、礼さんの舞台の感想が書けない(笑)
礼さんはほぼ舞台上にいて、時代も飛びまくるので、声色や立ち姿もコロコロと変化させていて、すごかった。
膨大なセリフとお歌と場面転換と。私だったら立ち位置だけでもキャパオーバー。
(あ、サンドラに会いにいくために大砲の中に滑り落ちていく礼さんが可愛かった。飛ばされている映像の礼さんも。)
礼さんの流れるような歌声(いつ息継ぎしてるの)もすごかったし、これはスーパーマン礼真琴さんにしかできない作品だなとひれ伏した。
最後の方は礼さんとエドワードが同一人物かと錯覚するくらいで、かなりのハマり役だったのではないかな。。
個人的に、老年のエドワードの声の渋さが、かっこ良くて好きでした。
いつも思うのは、礼さん宝塚に入ってくれて、ありがとうございます。
ウィル(エドワードの息子):極美慎さん(100期)
こう言うと偉そうなんだけど、ものっっすごい頑張ってた!過去一好きな極美さんだった。(1789も素敵だったけど)
お歌もすごく進化されていて素晴らしかったんだけど、歌の上手い下手とかではなく、気持ちが伝わってくる凄さ。
次は!次は!って物語を考えている様子が…。息子よ…(涙)
極美さんがこんなに好演される舞台に立ち会えたことにも感動してしまった。宝塚最高。
そして5秒に1回は、スタイルの良さに驚いた。
サンドラ(エドワードの妻):小桜ほのかさん(99期)
え、もうね。大好き。
元からお上手だけれど、赤と黒・1789・RRRと驚きがすごくて、またもや驚きだった。
毎公演、人格も歌声も別人で素敵すぎます。
包容力も素晴らしくて、ファンタジーな父と現実的な息子を丸っと包んでいた。
しかもお顔も見るたびに可愛くなっていらっしゃる。礼さんを膝枕して歌う場面の表情が印象的でした。
若かりしサンドラ:詩ちづるさん(105期)
ウィキッドのグリンダっぽい可愛さと透明感のある歌声!
歌の重なりもだし、礼さんと詩さんの並びはお互いをより魅力的に見せる相性がある気がする。
戦争(「パパの話に出てくる綺麗な女の人は、いつもママなんだ」←これ笑った)の時のコミカルなダンスが、細い体なのにめいいっぱい口をパクパクしていて、可愛くてツボでした。
小桜さんと詩さんで、それぞれ魅力は全く違うのに、同一人物であることに納得感があったのがすごかった。
少年のウィル:茉莉奈ふみさん(108期)
さすがだった〜こうゆう「小柄でできる子」、好きだなー。
少年からガラッと変わってサーカスの3人娘も、可愛かった。3人組の碧羽さんも今回、目立っていたな〜
サーカス団長の碧海さりおさん(101期)
遠吠えがうますぎた。お役は変てこなのに、ものすごい安定感と安心感で素敵。
魔女:都優奈さん(102期)
かっこ良かった〜!どこであんな力をつけるのだろう?!宝塚の娘役の域を突き抜けてた。
シャカシャカした音楽もかっこよかった。
カール(巨人):大希颯さん(105期)
いやはや、高さ3mくらい?!大きさに驚いた!
スティルトというのかな。テーマパークにいる脚長の状態で、練習も大変だったはず。
(一応、上からワイヤーがついていて安心した)
そして声が良い(&切れ長の目がかっこいい)!
旅の道中だったかな?エドワードとわちゃわちゃした様子が暗闇に浮かび上がるのですが、お二人のシルエットが可愛かったです。礼さんと歌が歌える下級生、すごい。
あとは、
ドンの蒼舞咲歩さん(99期)とザッキーの夕陽真輝さん(101期)は、キャラが濃くて、海外ミュージカルに必要不可欠な存在感で、さすがだった。
ジョセフィーン(ウィルの妻)の星咲希さん(103期)もうまかったし、ダンスは絢咲羽蘭さん(108期)に惹かれたな〜
ラストシーンは、下級生もたくさん泣いていて、全員で良い作品を作ってるんですねえーん(涙)でした。
書ききれないのですが、全出演者に素敵なものを観せていただき、ありがとうございました、という気持ちです。
礼さんの初日のご挨拶は、渋谷で星組旋風を巻き起こします的なことをおっしゃってたかな…?
カーテンコールでは、スタオベのお客さんたちとの距離が近くて驚いている姿が、可愛かったです。
「明日からもよろしくお願いします!」で幕が降りたのに、
次に幕が開いたら「明日は休演日でした」と言っていたのも可愛かったです。(笑)
何にも記録に残らないのは残念だけれども、それが本来の舞台の良さであり、幻想的だったこの作品には合ってるのかなぁ。と無理やり納得させました。
この感動を忘れませんように、私の脳みそ頑張れ。
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