まかぷです。雪組「夢介千両みやげ/Sensational!」!
大劇場(以下「ムラ」)から10回近く観ましたが(笑)、やっと感想をメモメモ。
中止期間もあり、今は雪組さんが舞台で生きているだけで幸せな気持ち(笑)
何回も観たので、もはや「考えるな!感じろ!」の域に入り始めています。(なんだそれ)
が、ざっくりメモメモします。
夢介千両みやげ ー観る側は楽しいけれど難しそうー
なぁーんにも考えず、ほっこりと幸せになれる作品♡
原作は途中で脱落しました…!
夢介が意図せず人々の心を解いていく様子が、まさに劇中に出てくる「北風と太陽」の太陽のお話でした。
主役の夢介は「人となり」がかっこ良いので、宝塚には新鮮な形のカッコ良さを感じました。
鼻血注意な特別にかっこ良い「見せ場」がないので、やる側は大変なんじゃないかな。
一つ一つのお芝居を重ねる繊細さもある上で、この平和な作品を約3ヶ月間やり続ける集中力!
トップスターらしからぬお役にどっぷり浸かる彩風さん。
改めて彩風さんの凄さを感じました。
平和ゆえに…「ここで終わりか?」と思うタイミングが2回ほどあったり、観劇2回目で理解し尽くした感はありました(笑)
思うこと
お話の感想とはズレるけれど、雪組は男性向け(好み)な作品がよくあたるなぁ…
今回も彩風さんが「夢介は男のロマン」とおっしゃっているし、男性が憧れる主役や少年漫画も多い。花組さんと真反対。
組カラーを作る作戦なのかな。面白い。
今回、少し思うことがあるとすれば、今の雪組になぜ「夢介千両みやげ」という点。
個人的に彩風さんは現代的&スタイリッシュ、朝月さんは上品な女性、和希さんは大人の色気が最大の魅力だと思っているので、
この御三方の魅力を最大限に引き出せる作品は他にある気もします。(朝美さんはハマり役なので置いておく笑)
(みなさんうまいので、お役は魅力的)
石田先生が「喜劇は非常に難しい。喜劇の経験が今後に活かせる。」(要約)と話されていたので、お勉強的な作品なのかな。
夢さんの懐の大きさを体現する彩風さんも素敵でしたが、
いつか彩風さんと朝月さんのクラシックな王道宝塚を大劇場で観てみたいです。
総じて、平和な夢介からのSensational!のギャップが素晴らしく、宝塚の2幕構成を存分に楽しめる作品でした♡
Sensational! ー新雪組にびっくりー
初見の感想は「スターさん多すぎて迷子」「新体制の衝撃」でした。
ほぼ大勢口の場面なので目が足りず、通いがいのあるショー!
音楽は、オラオラノリノリよりは流れるような雰囲気の曲が多くて、朝美さんの言葉を借りると「大人っぽい」ショー。
全体が綺麗で、マスクの下でムヒムヒする系。
びっくりしたのは雪組の新体制!
和希そらさんと縣千さんのご活躍に、驚き桃の木、山椒の木。
観劇後も和希さんの印象が強く残るし、新しい風がビュービュー!
完全なる3番手さん!ヒュー!
そして縣さんのご活躍は、バウ主演をするとこうなるのか…と。(昔からの大抜擢を考えると、ついにこの時が来た、という感じかも?)
立ち位置が今までより内側で。
縣さんのご活躍にドキドキワクワクする気持ちと、
綾さんと縣さんはシンメが多かったので少し切ない気持ちと。
最初は切なさにモヤモヤしましたが、お二人自身は仲睦まじく見えて…そんなところも好きなんだよな〜このお二人の並び。
最後の日まで遠くから見守り隊。。
また、華世京さんのいる場所に驚きます。燕尾で本舞台の真ん中にいたりして。すごいなぁ。
体制で言うと、彩風さんの両サイドに朝美さんと和希さんが並ぶと、バランスが綺麗です。というか最強かもしれないです。
そして、中村先生の愛がたくさん!
ソロや銀橋を渡るスターさんの多いこと!
お歌は、特にデュエットダンスのカゲソロの聖海由侑さんと愛陽みちさんがこんなにも歌える方と知ることができてよかったです(お顔が可愛いのは知っていました笑)。あとロケットのソロの琴峰紗あらさん!今後のご活躍が楽しみ。
そして例えワンフレーズでも、多くの方のソロが聴けるのは楽しくて仕方ないです。
ざっと数えて20名以上の方のソロがある気がする。望海さんパワーなのか、どなたもお歌がうまいです。
銀橋は、若手さんは一禾さん・聖海さん・壮海さん・紀城さん・音彩さん・華世さんが渡る。目が足りん。
紀城さんは、今回で初めて知りましたが、新公もロケットも素敵でした。
そして退団される綾さん。
作詞された曲の曲調が退団っぽくなくて驚きましたが、日に日に拍手が大きくなって、綾さんの表情も日々違って…。。愛がたくさん。
和希さんと綾さんが一緒にいる今しかない雪組を目に焼き付けます。
スターさん 好きポイントメモ
好きポイントだけメモメモ。(マニアック気味)
彩風咲奈さん
とにかくショーが!
朝月さんへのリードの仕方が様々でさすがです。
最もキュンだったのは、
クールに朝月さんの手を取るのに、手を取った後に「しっかり持ったぞ」と言うようにノールックで握った手をシェイクした時。なにそれ、素敵。
そしてデュエットダンス。
彩風さんの後頭部の髪の毛のフワッが、大変ツボです♡
またガバッとキスするの、けしからん振付!彩風さんのそうゆう感じ好きー!
毎回、「夢さんは何処!」となって心臓がバックバクです。
朝月希和さん
お銀が火玉を投げる時のドスを効かせた声が好き(笑)
5組のトップ娘役さんで、これをできるのはやはり朝月さんだけかもしれません。
大好きなのは、こちらもデュエットダンス。
背中を剃って上に手を伸ばす仕草(その間、約1秒)が、毎回、儚くて美しくてうっっとりします。
朝月さんの背中を剃る体勢が美しいです。
朝美絢さん
お芝居で楽しそうに暴れ回っている姿が楽しい。
総太郎は台本から面白いのだろうけれど、朝美さんの力でさらに愛らしいお役になっていると思います。
またお芝居の変化。
ムラで見た時は、冒頭でお松を邪険に扱って見えて、「お松は幸せになれるんかいな」と思ったのですが、
東京はお松にも冒頭からガッツリ色目を使っていて、その変化が素敵と勝手に感じています。(お松のことも女として好きそう)
たくさんのアドリブも、ふざけているのではなくお役として出てきた言葉のようで、やはり素敵な役者さんと感じます。
お歌も「朝美さんの特徴(こぶし?)」が増して素敵です。
何より、2番手さんなのに、オーロラで大勢口で走る時の一生懸命な姿にキュンです。
和希そらさん
三太は今の和希さんには幼いお役な気がしてもどかしいですが、お芝居のナチュラルさと狂言回しのバランスがさすがだな、と思います。(和希さんのルキーニが見たい…)
ショーは半径1mがセクシー空間。
和希さんにしかない動きと心地良い歌声!
最も恐ろしく感じるのは階段降り。階段を降りているだけでセクシーとは、どうゆうことでしょうか。
綾凰華さん
悪七の迫力が日に日に増して悪人っぽくなっていくのが男役の集大成に向かっているようで、グッときます。
夢さんに顎を閉じられた時のお顔が、可愛い♡
ショーでは、銀橋で彩風さんと踊られる時の表情がなんとも幸せそうで可愛らしくて。。。燕尾がピョンと跳ねるのがさらに可愛い。
退団が残念でずっと腑に落ちなかったですが、
GRAPHに「眠れないほど考えて決めたこと」と書いてあり、なんとか納得することができました。
最後まで見届けたいです。
縣千さん
金の字が、ほっかむりを取る時の美しさ!
御奉行所の金さん。ムラは「縣千さんにしかない独特な大笑い」があり客席も謎に湧いていたのですが、東京は落ち着いてきて大変カッコ良いです。
個人的には、前者の方が縣さんらしくて好きです(笑)
減刑直訴の嘆願書を読み上げる場面は、斎藤兄弟と目配せしていて物語を感じます。
ショーは、与えられているものが突然大きくなっているように思うのに、任せろ!と言わんばかりの「真ん中感」がすごい。
ご本人の心中はわからないけれども、そう見せられるところがスターさんだなと思うなど。
キャラバンのシーンで後ろでカッコつけて待っている姿が好みでした。
がらりと雰囲気の変わるオーロラのソロも素敵。メキメキと力をつけていらっしゃる。
野々花ひまりさん
見るたびに綺麗になられる。
お松のキャラ設定は少し残念ですが、ショーでのフラミンゴの姿が可愛いです。
野々花さんもグッと出番が大きくなった印象でした。
夢白あやさん
お芝居はマジック披露で、背伸びをする姿や、かさを差す姿が聡明な感じで愛らしいです。
ショーは美しさもあるけれど、何よりもダンサーさんでカッコ良い!
色んな男役さんが「夢白ちゃんと組むと色々受け取って返してくれる」と表現している気がして、素敵だなぁ。
フィナーレの紫のお衣装の場面は、美しくて力強くて。素敵な娘役さんです。
あと特筆したいのは妃華ゆきのさん。
お芝居の迫力といい、日本物の所作といい(よくわからないけど笑)素敵。和物の雪組に必要な娘役さんなんだろうな〜。
さらに、愛さん、桜路さん、叶さん、100期、日和さん、有栖さんなど(挙げきれない)、よき学年を重ねているスターさんたちがたっくさん!!
書いていたらキリがないので、メモは以上です。
お芝居もショーも、若手さんや実力派スターさんが多く活躍しているのが、雪組らしくて素敵でした。
そして明日は、いよいよ千秋楽。
今しかない雪組を、しかと目に残さないと!!!
コメント