まかぷです。
先日、宙組さんの「Never Say Goodbye」を観てきました。My初日、My千秋楽。
(あ、今日は本当の千秋楽!祝)
宙組さんはスターが多い!層が厚い!組が成熟している!
そして個人的には学年層が好き。。。
【参】初演と今回のキャスト(気になる人が多くて数が多い…)
役名 | 2022年 | 2006年 |
ジョルジュ・マルロー | 真風 涼帆 | 和央ようか |
キャサリン・マクレガー | 潤 花 | 花總 まり |
ヴィセント・ロメロ | 芹香 斗亜 | 大和 悠河 |
フランシスコ・アギラール | 桜木みなと | 遼河はるひ |
マックス・ヴァン・ディック | 紫藤りゅう | 寿 つかさ |
ラ・パッショナリア | 留依 蒔世 | 和音 美桜 |
ビル・グラント | 瑠風 輝 | 悠未 ひろ |
エレン・パーカー | 天彩 峰里 | 紫城 るい |
ビョルン | 鷹翔 千空 | 十輝いりす |
テレサ | 水音 志保 | 美羽あさひ |
タリック | 亜音 有星 | 早霧せいな |
お話
「初演の時は生まれていなかった」と言いたいところですが、座席にいました。
あの時はお子ちゃまで全然わかっていなかったろうな〜!
お話も恋愛も大人な世界。
大人になってから改めて楽しむことができてよかったです。
反省点は、政治的な背景をもっと勉強しておくべきでした。
休憩時間は、ひたすら「ファシズム」や「人民オリンピック」を検索した…。
きちんと理解していたら、ヴィンセントチームの言葉がより深くわかっただろうな。
お話は…、とにかく楽曲とコーラスの力!とゆう感じで、
少し一本物に引き伸ばされていると感じたり…
悪役のアギラールがただの腐った奴で少し残念だったりはしました。前半まではアギラールなりの正義がある点が面白かっただけに。(桜木さんは素敵だった)
ラストのジョルジュとキャサリンの結末は悲しいけど、2人の子供がいるとゆう終わり方は素敵でした。ロメロの孫も。
(終演後に友人に「結局、キャサリンは誰かと結婚したってこと?!」と聞いてしまった…(笑)。戦場で愛を育んでいたとは…)
真風さんと潤花さんは、学年差が気にならないほどお2人が大人の世界でした。
キャサリンにカメラを託してジョルジュは戦場に行くのですが、
初演はトップコンビの退団公演だったわけで…あの歌詞を違う立場で歌うのは大変だっただろうな〜と思いました。
(演者さんからしたら、退団だろうとなんだろうとひたすら演じるだけなのかな)
そして、なんと言っても、歌の迫力のすごいこと。
「あー」「あー」とコーラスが重なる場面が印象的でした。(伝わって)
誰が歌いはじめても「そうだ、この方も歌える方じゃん」となる。
若翔りつさん、瀬戸花まりさん、留依蒔世さんの登場場面は、心が沸きました。
芹香さんの歌声の響き…桜木さんも迫力がありました。
エトワールの天彩峰里さん、階段降りの瑠風さんなどなど。
層が厚い。宙組プロデューサーの気持ちになって言うと「手札が多い」!
そして有村先生のお衣装がやはり好き。舞台全体の配色にまとまりがあって綺麗に感じます。
お役とスターさんー宙組の学年層が好きー
ジョルジュ 真風涼帆さんは、やはり渋い!
ラジオを続けたいキャサリンに対して、ジョルジュが「俺と同じ世界を見てほしい〜!そばにいてほしい〜!」的な歌の場面。
とても“男っぽい言葉”ですが、経験の長い真風さんが歌うからこその説得力(というか男の葛藤的なもの)を感じました。
真風さんの「大人リアル男性像(ただし現実には絶対にいない)」は、すごい!
若いトップさんももちろん素敵だけど、研15を超えたスターさんにしか出せない世界ってあると思う。
2番手の芹香さんも良い哀愁があって。
最近は研15付近でのワンツーとか珍しいけど、宙組さんくらいの学年感が結構好きだったりする。
キャサリンの潤花さんは、
「成長した」と聞いていましたが、
確かにお役の年齢がグッと上がり、まさに「成長した」と形容したくなる(笑)
地に足がついてたくましく品のある女性だった。
花總さんのお役をこんな簡単に他の方ができるもんかね?!と驚きましたが、キーが変わっているらしい。
でもそんなこと素人目にわからないし(笑)、潤花さんのキャサリンも素敵でした。
潤花さんのレベルがまたひとつ上がった感じ。
ヴィンセントの芹香斗亜さんは、お歌が!足の長さが!
フィナーレのセリ上がりの歌唱は…同じお歌をそんなに上手く歌っちゃって大丈夫なのか?と心配になるほど(笑)真風さんも上手いのですよ!
あの銀橋渡りは劇場が圧倒された感じでした。
劇中のナンバーもカッコ良い〜!テレサの肩に手を回す立ち姿だけでも、カッコ良い。
久しぶりに王道のかっこいい芹香さんを観ることができて幸せ。
芹香さん、どうか焦らずこのまま進化を続けてくださいまし。いつか真ん中が観れると信じている。(だれ)
そしてお尻の小ささと足の長さが好き。←
今回1番びっくりしたのは、アギラールの桜木みなとさん。
声の迫力が!
民衆 対 1人 でも負けない。
「自分は宙組では小柄だから、力むと小さく見えるのでなるべく開放して出ている」とのことだったのだけど、確かに大きく見えた。
歌で言い合う場面が素敵でした。声が響く!
途中マイクトラブルで音声がビリビリになったのですが、桜木さんは顔色一つ変えずに聞こえる声量で対応されててすごかった。
(あんな時は、他の人のマイク音を小さくしてくれたらストレスなく聞けるのだけれど)
「新しい桜木さん」で素敵でした。
エレン役の天彩峰里さんはまた化けている…目の使い方や瞬きのスピードから違う…
ジョルジュと別れる時も天彩さんの表情がなんとも言えない表情で…ついエレンに感情移入してしまう。
ジョルジュがその後、即刻キャサリンにキスをした時は「うぉーい!早すぎー!エレンかわいそう〜!」となってしまった。
天彩さんにはいつも引き込まれる。
テレサの水音志保さんは大抜擢。ダンサーで素敵だった。
1度は新公ヒロインして欲しかったなぁ。
またタリックの亜音有星さんのご活躍が目覚ましかった。
劇団が推しているスターが多い中(瑠風さんも鷹翔さんも風色さんなど)、タリックは若者チームでは1番おいしいお役に感じたし、体当たりな感じで良かったです。
宙組はスターさんが多いよなぁ…
最後の戦闘場面は、優希しおんさん以外は全員が新公主演している方で(だったはず)。しかも留依蒔世さんは女役とゆう。
そう、留依さんと紫藤さんも素敵でした。(スター番手とは別枠になってしまったかもけど…)
このお二人、
宙組の組本で「似ていると言われるもの(自称)」
紫藤りゅうさん:しゃもじ
留依蒔世さん:魚肉ソーセージ
ですよ、信じられない(笑)
こんなに面白いことを書いておいて舞台であんなに素敵なんて惚れてまうやろ、でした。
とにかく層が厚い。
宙組はまさに成熟期なのでは…!
フィナーレ
もちろん記憶喪失!
でも1本ものにしては充実の内容で、娘役さんのナンバーもシックで素敵だった…!!
留依さんと天彩さんが、全く違うタイプなのにスパニッシュな雰囲気むんむんで真ん中に構えていて最高でした。色気〜!
噂どおり、マント(?)をグルングルンする振りは圧巻。
そして真風さんの銀橋の迫力!!
やり切った後の、真風さんがめちゃくちゃかっこよかった。
宙にフワッとなったマントをサッとキャッチされて、足も反動で浮いちゃって、やってやったぜ!とゆう笑顔?
なんというか少女漫画でダンクシュートを決めた男子のような爽やかさ?
お歌は「うーむ、芹香さんの方が…」と思った瞬間もあったけど、やはりカッコ良いです。
デュエットダンスも、真風さんの独特なシルエットがかっこよかったぁ。
(言葉にできないのだけど、真風さんは足腰のシルエットがとても特徴的でカッコ良い。きもい感想。)
あと私は、潤花さんの肩の可動域が好き。スンスンと回る。
素敵なお二人でした。
楽しかった♡
星組が止まってしまったけど、宙組は復活して千秋楽までたどり着いた!!本当によかった!!
宝塚、がんばれー!
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