「ヅカメン!お父ちゃんたちの宝塚」を読んで

宝塚歌劇(観劇以外)
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自粛期間中、お世話になっている宝塚お友達さんにオススメいただいた本

結論、ほんわか小説で、ヅカファンには面白い本です。

「お父ちゃん」という名前で、表紙に数人の男性が並んでいたので、いわゆる各組のお世話役である「お父ちゃん」たちの物語かと思って興味津々で購入。

そしたら、いわゆる「お父ちゃん」の話は1話だけで、大道具さんや宝塚受験生のお父ちゃんやら演出家やら、と宝塚に関わる男性たちの短編集でした。(ちょっと興味津々すぎてしまった笑)

「阪急電車」のような感じで、短編集だけど人間関係は繋がっていたりして。サクサク読めながら、「あ、あの時のあの子!」という時系列の移動も面白かったり。

生徒さんたちも、もちろん登場人物として出て来るので、わぁ裏側ってこんな感じなのかなぁ、と想像できました。

そして、やっぱり1話のいわゆる宝塚の「お父ちゃん」のお話が一番好き。

お父ちゃんって、私のイメージだと「生徒たちに慕われているみんなのお父ちゃん的な存在のおじさん」というホワッとしたものなのだけど笑、

どんな感じで慕われているのかとか、どんな感じで生徒と関わっているのか、が垣間見えて面白かったです。そりゃ「お父ちゃん」になるかと。

もちろん小説なので現実とは違う部分もあるのでしょうが、それも含めて想像が膨らんで楽しめました

著者の奥さんが元宝塚月組の真山葉瑠さんとのことで、どうりでなんだかリアルなやりとりが入っているわけだ、という感じ。

巻末に真山さんの「文庫化に寄せて」という文章が載っているのですが、それもクスクスしたり、このご時世だからホロっと来るものもあり。

宝塚って女性がメインではあるけど、支えている側は男女関係なく支えているんだなぁ、と改めて思った。

そして、やっぱり宝塚はいろんな人に愛されているんだなぁ、と!

あと、行ったことのあるお店が本に出て来て、「あー串カツ食べたーい!!」となりました(笑)

ヅカファンにはお茶しながらゆったり読むのに良い本です。

みんなに愛されている宝塚が早く普通に観たい。結局そればっかり(笑)

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