んふっMACAPUです。
星組「柳生忍法帖」の予習として漫画の「Y十M(わいじゅうえむ)」を読みました。
※「んふっ」は、漫画の柳生十兵衛の口癖です(笑)
宝塚で演ると発表された時にザワついていた記憶ですが、Wikipediaに「エログロ」と書いてあるとおり、女性の裸&生首だらけ…。
が、お話は面白かったです!!
観劇に向けて、マンガの様子や感想とお勉強した歴史背景を書きたいと思います♡!
舞台を観ていないので、ネタバレはないはず。
超簡単なストーリーは男7人vs女7人
会津藩の七本槍(男7人)が堀一族を残虐に殺し、堀一族の生き残った女7人が七本槍に復讐するお話。
「会津藩の七本槍 VS 堀一族の女7人」
女7人は復習したくても剣術は素人。そこで指導係として連れてこられたのが柳生十兵衛です。
見どころ(かっこいいところ)は、柳生十兵衛は強いのに自らは手を下さず、ひたすら女7人を守る&サポートするところかな?
七本槍も堀一族も会津藩です。
ちなみに、マンガは七本槍が堀一族を殺したところから始まるのだけど…
七本槍がなぜ堀一族を殺すか
加藤明成に逆らった堀主水(ほりもんど)を罰するためです。
加藤明成は会津藩の大名(No.1)。
堀主水は家臣の長(約No.2)。
加藤明成がひどいことばかりしているので堀主水が反発したところ、加藤明成がキレて七本槍に堀一族を殺させるという流れ。殺し方が超残虐。
何が「エログロ」か…
柳生十兵衛が女たらしなのかと思っていたけど、違うのね!シティーハンターで洗脳されてた(笑)
原因は加藤明成。吉原で女を買ってきていいようにしまくって、いらなくなったら七本槍にあげて、殺させる。権力を使ってレイプと殺人の連続。恐ろしい~。そりゃ堀一族も反発するって感じ。
マンガでは、加藤明成の行いの悪さがもろに描かれているので…すごかったです。。
マンガの感想
芦名銅伯・七本槍がぶさいく
宝塚のキャストを見ていたので芦名銅伯も七本槍も美男子なのかと思っていたらぶさいく!(笑)
唯一見た目がかっこいいのは香炉銀四郎で、キャストが「極美慎」さん。納得。救いようのない極悪なので、極美さんがどう演じるのか気になる。
そして七本槍で一番強くて柳生十兵衛も勝てるかわからないのが漆戸虹七郎で、瀬央ゆりあさん。なるほど3番手。ガチ強いです。
七本槍で最後の方まで出番があるのもこの2人。
芦名銅伯にいたっては、見た目は白雪姫の魔女!鼻が長くて腰が曲がったやばい爺さん。愛月さんが金髪長髪イケメンなので全然ちがう、よかった。きれいな銅伯が楽しみ(笑)
ゆら
舞空瞳さんの「ゆら」もまさかの極悪。
夫の加藤明成が買ってきた女を、冬の池に放り込んで凍らせて楽しんでたり。。。
芦名銅伯と七本槍と話している間も、加藤明成とチョメチョメしてるし…
宝塚ではオブラートだろうけど…柳生十兵衛へのアタックも、女としてというより「獣」に近い。
途中まではなぜこれがヒロインなのか疑問でしたが、芦名銅伯の娘・加藤明成の嫁という立場がゆらをこんな女にさせてた、といえばいいのか。
確かにヒロインにするなら「ゆら」か、でした。
柳生十兵衛も、最後にゆらを気にかけていました。
その他 キャラ
マンガでは「おとね」が大活躍。(宝塚は水乃ゆりさん)
堀一族の女7人は、事の原因だった堀主水の娘「千絵」(小桜ほのかさん)がメイン。
あとは「お圭」(音波みのりさん)が柳生十兵衛といい感じになる設定(本当はなってないのだけど)。
お圭をきっかけに、女7人が柳生十兵衛の取り合い・嫉妬が少し出てくるんだけど、男から見た女ってこんな感じでめんどくさいんだろうな、と思いました(笑)
グロは平気だったけど「エロ」にびっくりした
本はどうなのかわかりませんが、マンガは、普通に女性の身包みはがして肩に乗せて振り回したりするんです。。。堀一族の女も裸で弓を構えたりするし。
意味不明なレベルに女性が脱がされてて、ちょっと引きました。青年漫画でした。少年ではない。
歴史をすこしお勉強-物語が始まるまでの背景-
「舞台がむずかしい」と聞く&マンガも「千姫って誰…」状態だったので、すこし勉強しました。
不要な方は飛ばしてください
宝塚の公式HPの人物相関図も複雑で…(笑)わたしの基礎知識がなさ過ぎ?
物語が始まるまでの歴史背景を、①~⑤で簡単に書いてみた。
※本編は天海と芦名銅伯が大事。

①~⑤を経て、マンガは七本槍が男子禁制の東慶寺にズカズカと入り堀一族を殺しまくるところから始まります。
歴史上は、会津騒動(Wikipedia)。
そこに千姫がお助け役として出てきて「?」でしたが、
この①~⑤の背景がわかっていたら理解しやすいんじゃないかな~。舞台では、わかりやすいかもしれないけど。
いくら七本槍が残虐でも、幕府は刃向かった以上は「堀一族を罪人」としか言えないので、将軍の姉の千姫が裏で手をまわして堀一族の女をサポートするようです。
詳細は、また別に書くかもしれません。
基本的な歴史の知識がないってつらい(笑)
でも宝塚のおかげて勉強できました。
宝塚でやるのは疑問…(笑)
総じてお話は面白かったのですが、女性がひどい扱いをされているので、個人的には気分のいいお話ではなかった(笑)
もちろん舞台ではそのままじゃないと思いますが、、、なぜこれを宝塚でやるの…?笑
タカラジェンヌも原作やマンガを読んだのかと思うと、超勝手ながら悲しい…(笑)
礼さんは読んだと言っていたよね。
というのと女性だけの劇団になぜこれ!
宝塚って男役中心で男女平等とはかけ離れた世界。(女性がやっているからこそ許されるし、素敵だし、この世界観は好き!)
ただ時代とずれていく気もしてて、勝手ながら少し心配になることがあり…そこにこの作品(男が女を虐げる的な色が強い)が来ると、大丈夫かーい!となります(笑)
シティーハンターからの柳生忍法帖ってすごいよ~どうして~(笑)と思った次第。
男性客を呼びたいのか?なぞだ。
本はもっと違うのか?
とりあえず!
歴史もお勉強したし予習バッチリなので、どんな形で舞台になっているのか、柳生十兵衛を礼真琴さんがどう体現してくださるのかが楽しみです♡
からの今日は雪組だ~!待ってた~!待ちすぎて飛び越えて星組の予習してたよ(笑)
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
ちなみに…私はebookJapanにて電子マンガで読みました。PayPayで半額の330円♡(6冊まで)
あっとゆう間に読める&1巻2巻くらいでも十分予習になるかと♡おすすめです♪
※追記:後日、星組拝見しました!エログロは排除されていてとっても楽しかったです!お話についていくには、予習しといてよかったかも。初日レポはこちら

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