まかぷです。だいぶ日が経ちましたが、「ノートルダムの鐘」を拝見しました!素晴らしかった。
緻密で…崇高な舞台だった…
物語と音楽が素晴らしいのは原作からですが、
それが素敵な演出と演者で彩られて、あの聖歌隊を生で体感できるのが大感激でした。
劇団四季の舞台を観ると、生の舞台の面白さ・感動を実感する!
演出ー考え抜かれてるー
まず着席時からセットがノートルダムの時計台の中なことに、テンションが上がる!すごい!
劇中は、これが時計台だけでなく、街中やバルコニーになったりと様々に場所を変えるのが、さすがの演出の面白さでした。
映像ではなく小道具や演出だけで色んな場所が表現されていることに感動しました。ディズニー作品のクオリティの高さ。
カジモドの登場の演出も面白かった!
カジモドの赤ちゃんから大人への変身。
布に包まれた赤ちゃんのカジモドが解体されて、それが大人のカジモドの背中の歪みやマントになっていく。。。(なるほど!という面白さ)
カジモド役の方のお顔も、その場で黒くメイクされて面白かったなぁ。
またフロローが塔から落ちる場面も迫力満点。
観ている側の視点が、フロローが落ちていくのを上から見る視点から地面に落ちるのを横から見る視点に切り替わるのが、もう、まさにピューーーー…グシャッ!という感じで。(私の文章力では観た方にしか伝わらないかも…笑)
あとは最後の演出も面白かったな。
カジモドとエスメラルダが死んでフィナーレ(?)になると、今まで真っ黒だったカジモドの顔が綺麗になってて、反対に他の人の顔は真っ黒になる。。。
あれは心の美しさを表しているのかなぁ。
死んで魂だけになるとカジモドだけが綺麗だった、という感じ?そう捉えるとエスメラルダの顔も黒くなることは、少し不思議なのだけど。
その辺りがアニメとは違って浄化される気持ちになったかな。
アニメは、エスメラルダが最後にフィーバスと結ばれて、とても切なくなりました。
あとは、なんと言ってもクワイヤの迫力。
ノートルダムの鐘といえばあの壮大な楽曲だけれど、そのコーラスが生で聞けるのは大感動でした。迫力がすごい。クワイヤの方はクワイヤしかやっていなくて(多分)、ものすごく贅沢な空間でした。
もう全てが、緻密で考え抜かれている舞台で、妥協のないディズニー演目の面白さを堪能しました。
終始、ワクワクしっぱなし。心が動かされまくりでした。
キャスト
四季には詳しくなくてどなたも初めて(のはず)!
カジモド:山下泰明さん
パワフルさと優しさがあって。私の中でカジモドそのものでした。
「日差しの中へ」は、別のコンサートで海宝直人さんの凄まじい歌唱力を聞いていたので、少しだけ物足りなくも感じましたが、応援したくなるカジモドでした。
エスメラルダ:山崎遥香さん
くっきりとしたお顔で立ち姿も美しくて発光して見えました。
強くて勇敢で、でも踊り出すと妖艶さもあって、とっても素敵でした。
カジモドへも同情ではなくて、ただ人間として接している感じが好きでした。
全く違うお役でも見てみたい方。
フロロー:道口瑞之さん
とっても良い意味で、かなり気持ち悪かった。
出世への欲とエスメラルダへの下心がありありの司教でした。
学問一筋で普通の恋をしていなそうな不器用感。真面目さが品曲がってしまったんだろうな。。
ほぼ出ずっぱりなところもすごかったです。フロローはとても嫌いだったけれど、道口さんは好きでした。
以上です。今まで見てきた四季の中で1番好きでした!
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