噂の「FLYING SAPA」!観てきた!
無事に幕が開いて嬉しい。感謝。
2020年で1番、集中した濃密な3時間…笑
久しぶりに人の話を真剣に聞いた←
警戒していたほどは、難しくなくて。
最後は希望に満ちていたし。身構えすぎてた。2幕は笑えるシーンもあって。
か、な、り、楽しい観劇でした。
楽しいとゆうか、刺激的で好奇心を擽られる舞台。
初見の舞台を映像で見るのが苦手なので、映像だったら寝てたと思う笑
あの世界が目の前にあるからこそ、入り込めた。
振り返れば難しくなかったものの、
説明的な部分を聞いている最中は、「やばい、わからないかも」という脱落ポイント(ディズニーの途中退出口的な)はあった笑
でも設定を飲み込んでしまえば、楽しい!
別箱は、こうゆうのガンガンきてほしい!!笑
お衣装も素敵で、私的に鳥山明先生の世界っぽくて。
「ブルマ(ドラゴンボールの)」のような恰好をするまどかちゃんが新鮮でかわいかった!
難しくないとか言ったくせに、ストーリーについて言及できるレベルに達していないので、主にスターさんの感想を中心にメモメモします笑。(一応ちょこっとだけストーリーについてもメモ)
超ざっくりの粗々々筋
(説明が下手なので、観た方は飛ばしてください)
設定の世界→人類は地球に住めなくなり、水星に住んでいる。宇宙だから特殊な装置を付けないと生きられない。ただその装置を装着すると、個人の情報や思考など全てが「総督」のもとに送られ管理される。「憎しみ」に繋がる記憶や危険な思考は排除される仕組み。なので、水星の住民は「同調」していき、争いも何も起きない。
その同調の世界に「おかしい!」と立ち向かうのが、主要キャストのメンバー。とゆう感じ…のはず。
(違う可能性大。情報量が多くて、詳細に書けない…w)
そこに、さらに真風さんの記憶喪失やらの設定が絡んでいて、忘れた過去の重大人物が夢白あやちゃんとまどかちゃん。(真風さんもまどかちゃんも記憶を消された人)
上田先生ワールドに感じたのは、主要キャストたち側が勝った後の道が、「古来の民主主義となった水星へ残留する組」と「それ以外の新たな冒険(希望)に出る組」に分かれる、というあたり…
な、なんとかストーリーについて来れた!と思ったのに、さらに展開するのね…!という衝撃でしたw
上田先生の解説について(笑)
ストーリーを理解する助けになったのは、プログラムの上田先生の解説(ご挨拶?)。
上田先生の問題意識として、「iphoneを介して誰かのすべての情報を収集できること」や「(現代は)人々が同調し、違和感があると断罪すること」への疑問が書かれていて。
SAPAの設定の「無数の個人の情報が中心に吸い込まれて管理されている」世界を理解するには、この上田先生の問題意識を聞いていてよかった。
(でも上田先生の意図していることの1%も理解できてないと思うw)
その意識が、あの形で舞台で表現されるのがすごい…
そしてSAPAの世界観は「エンキ・ビラルの『モンスターの眠り』」からきているみたい。(上田先生から音楽の三宅さんへのオファーのお手紙に書いてあったそう)
これ。コミックっぽい。
本のレビューを読んだ時点で混乱w
いつか読んでみようかと思います。
セリフでも、総督の「みんな同じでないとさみしい」みたいな言葉があったのだけど、まさに今の世の中を表していて。
総督に対抗して真風さんが「同調せずに不完全でも、それで生きて、死にたいんだ!」(ごめんなさい、かなりニュアンス)みたいなことを言うのだけど、その言葉が刺さった。
刺さったくせに覚えてないんかーい!って感じだけど。
すみれコードOKなんだ?
これOKなんだ?ってこと(や表現)が多くて。(私の心が汚れすぎ?)
大人な真風さんが真ん中だから超自然だし、決して汚らしい下品な感じではないけど、出演している若い子たちも理解しているのかと思うと悲しかった(笑)
例えば、オバク(真風さん)が、記憶はないけど、寝た相手が自分の体を知り尽くしていることから、過去に関わりがあった人だと認識するところとか。
結構、あたしゃ、びっくりした!(笑)
スターさんたち
ビジュアル最高。
真風さん、芹香さんはもちろん、まどかちゃんも夢白あやちゃんも、若手の皆さんもみーーーーんな最高にかっこよかった!!
真風さん(オバク)
まず、誰への謝罪なのかはわからないけど(全ヅカファンへ、かな)、謝罪すると、
私「トップスター」の真風さんを見るのが初めてで…笑
もうかっこいい事は百も承知だし、現実世界に男性としていたら好きになってしまうのは真風さんだと思うし、宙組が激熱な組なこともわかっているし、超見たい気持ちはあるのだけど、どうしてもタイミングが合わなくて。(ちょうど雪組でお金を使い果たした、とか、当日券を買いに来たのに旧友に遭遇するとか…)
キキちゃんは別箱で観ていたのですが、真風さんは「王妃の館」ぶり。
やーーーわかっていたけど、やっぱかっこいい!!
いや、これなの。私の求めている世界!
研15以上の方が真ん中で、研13-14の方が2番手、くらいがいいのーー。
若くしてトップになる方々の魅力も十分わかっているんだけど、年を重ねることでしか出せない魅力って絶対にある。(光ちゃん、こっちゃんが研15になるのたのしみ)
もう真風さんが、まさにいい感じの貫禄で素敵すぎるわ~(でもまだ研15なんだw)
さらにその横に、間違いのないキキちゃん(芹香さん)がいる、というね。
最高だわーー
若年化するだけじゃなくて、こうゆう組も必ず作っておいて欲しい。常に。
そしてオバクのセリフの言い方が、また何とも言えない、平坦な言い方で。
「〇〇なんだぁ。」みたいなやつ。
あの真風さん独特のイケメンボイスで言われると癖になる!
あとニットを着てる肩幅が。
黄金の肩幅比率。
真風さんを見てると、ほんとに好きになってしまいそうで、違う世界への入り口が開けてしまいそうw
あんな素敵な肩幅の男性なんて、むしろいないよ!!
最後の狂って叫ぶところとか、外国人に見せたら「oh,nice guy」としか思えないと思う。
真風さんも望海さんと同様に「男役をやっている」なんてレベルは越えているようで。
SAPAの世界観を役者「真風涼帆」として演じてて、凄かった。
素敵だわーーー
まどかちゃんの横に座っているシーンが多いのだけど、いやいや座り方かっこよすぎでしょ。
私、疲れ切って、隣に真風さんが座ってマジックやってくれたら、何の悔いもなく死ねるよ。
心臓グサッ!ドサッ!て感じでした。
げ。書いてたら、ドキドキしてくるwww恐怖wあぶないあぶないw
ツボだったのが、車でSAPAに移動するシーン。
道がガタガタしていることを表現するのに、真風さんが自力で凄まじく揺れているのが可愛すぎた(笑)
真風さんは車に乗り込んだ時から、ずっと小刻みに揺れていたし。
自家製ガタガタ。
かわいいシーンでした(笑)
「馬車に乗りながら役者さんが揺れる」の車バージョン。
星風まどかちゃん(ミレナ)
まどかちゃんも「王妃の館」ぶりで(ごめんなさい)。私の中のまどかちゃんって、もはや「子ルド」。
でも書籍やスカステでお話しすることが立派で。「宙組の戦力になれるように」とか娘役の鏡だし、何より、ヅカオタとして先輩ですし、舞台観てなくても好きw
生トップまどかちゃんの立派さにたまげてしまった。
「真風おじさん(いい意味)とまどか幼女」とかもう全然ちがった。素敵な娘役。。。
娘役極めたうえでの、あのお役って大変だったと思うけど、まどかちゃんってこんなこともできるんだ!!という新たな発見でした。(どんな姿であっても、トップの姿は初めて見るんだけどw)
へそ出しルック(死語)だったのだけど、お腹が私の手首よりも細い!
まじでカスミソウ食べてるんだな・・・
今日は腹筋しよう。そうしよう。
芹香さん(ノア)
「すべてを包み込む男」が、こんなに似合う人っているのですか?
私的に今まで観た芹香さんで一番すきだったのは、「金色の砂漠」。
並んだ。
自分の好きな女(イエレナ)が元カレ(オバク)と寝るのを黙って受け入れる包容力(?)。。
SAPAのへそに行く途中の休憩で、座りながら歌いふけっている姿は、ファンの方「アーメン」だった。
キキちゃんのかっこいい姿にオロオロしてたら、真風さんが黄金の肩幅でマジックやってるから死にそう、とゆう。
イエレナに、「俺は、お前のすべてを知って愛しているんだ!」(ニュアンス)とか、もう、素敵~!
ビジュアルが、これは…ファイナルファンタジーの3Dかな?って感じだった。目の前に実在している人間と思えなかった…投影?くらいの。
あんな人が精神科医でいたら、治したくない。
夢白あやちゃん(イエレナ)
イケメン…笑
なんか可憐なイメージをほわッと持っているだけでしたが、可愛いし美人なのだけど、
ドンパチやるところとか、男前で!この子男役だったとしても超イケメンだっただろうな、と。
強がっている役なのに、コメディにも参加しているのが可愛くて。
宝塚の娘役の中でも超特異な、あの役ができてしまうなんて、、今後雪組でどうなるのか…楽しみ。
ききちゃんと夢白あやちゃんの並びが最高傑作すぎて、何度でも見たかったので残念ではありますが、、、うん、今後も楽しみ!!
スカステで「初観劇の『王家に捧ぐ歌』の真風さんに衝撃を受けた」とお話ししていたけど、
その5年後に、真風さんに腕枕されてるってすごすぎない?!(先述したオバクの体を知り尽くしているかつての恋人役)
うん、すごい。
その他 宙組生
止まらぬ感想の数々なのですが、みーんな素敵だったのだけど、特にメモしたいことだけ!!!
(長い長いww)
寿さん⇒10年前にこの作品をやったとしても、すっしーさんはそのままなんじゃないか、という。こんなにも劣化しないで進化だけする男役さんって素敵。イケメンだった。
松風さん⇒いや、芸達者が過ぎる!男役を越えて「ベテラン俳優」。完全に「母」だった。あの学年で、自然に男と女ができるなんて…超重要な存在だった。まっぷうさん史上一番好きなお役かも。
春瀬さん⇒イケメンすぎて、結構目を奪われがちだった。元々お綺麗な方ですが、こんなにイケメンだった・・・?超短髪にスーツに合わせた紫っぽい髪色が素敵で。腰が細すぎて、女性と思えぬ…華がある!
瀬戸花さん⇒貫禄!!活舌!!本当にアナウンサーになれるのではないかしら。と思うほど。
紫藤さん⇒
私の観たしどりゅさん史上、一番かっこよかった。これは組み替えしたパワーなのか、なんなのか。
水星の案内人(ストーリーテラー)のようなお役なんだけど、異質感が美しくて!!瀬戸花さん同様に、セリフが聞き取りやすい(涙)しどりゅさんの活舌がなかったら、ストーリーについていけてない。きれいだったなぁ。難しい役どころだったと思うのだけど、いい異質感と、いい馴染み感で。
星組で観た時に「あれ、元気がなくなってる!どうしたの?」って思った直後に組み替えで、このまま宙で元気がなくなってしまうのかな?と超勝手ながら心配していたのですが、キラキラオーラ放ってた。
瑠依さん⇒最近、めちゃくちゃ気になっている存在。もう、それはそれはばっちりお役に合っているんだけど、ノアのような超優しい繊細なお役とかで観てみたい!
愛海さん⇒びぇええええええええ?!?!?
「ん?この娘役はどなた?」とよく見たら、愛海さん!!!!
予習ゼロだったので、びっくりしすぎて、手振りそうになった。(なぜ)
やだーすごい似合う!こちらサイドに来て歌ってた時に、コーラスの中でも歌声がよく聞こえて素敵だった!
亜音さん⇒・・・気になる。素敵。と星担のお友達に話したら、蒼舞咲歩さんの妹さんとのことで。確かに似てる!!ガタイが男前で、若いのに悪な感じを醸し出してて。気になる存在でした。
そのほかの皆様もね、私の抱いているイメージにぴったりのお役の方が多くて、本当に楽しかった!!
若翔さん渋かった!専科のお二人も必要不可欠なお役どころで。
感想が収まりきらない。
とにかく、
ビジュアルが神がかっていて、お話しも面白いし、めちゃくちゃ楽しい舞台でした。
ご挨拶
梅田の大号泣映像を見ていたので、どんな感じになるかと思っていたけど、しっかりお話しされていて。感謝を噛みしめているように見える真風さんに、胸がぎゅっと締め付けられた。
「東京で公演させていただけて、俳優の憧れである日生劇場でやらせてさせていただけることに感謝」(ニュアンス)と言っていて。
本当に奇跡的な東上ができてよかった。ずんちゃんは来れなかったもんね。
あと「本日はこんな中ご観劇くださり本当にありがとうございました」と言った時に、とても違和感があったのが自分で不思議だったのだけど、
私自身が、SAPAのみなさまの熱量と世界観に圧倒されて「こんな中こんな舞台を見せていただき、ありがとうございました!!」って思ってたからだと思う。
こちらが感謝です、こんな中、あんなすごいものを観せていただけて。
このカンパニーが最後まで走り抜けられますように!!!
「体調管理をしっかりします」と言っていたけど、凄いプレッシャー…コロナに絶対かからないなんて言えないもん。頑張れ~!!!!!
あと、演目に無関係なのですが、どうしても言いたいのが日生劇場って本当に素敵な劇場…。やっぱり俳優の憧れなんだ~!
このエイの裏側みたいな天井。壁面も好き。SAPAをやると宇宙船にも見える。
石油王と結婚したら、100ある部屋の一つの天井はこんな感じにしますww
長くなりすぎたけど、以上、感想でした。
「お金ないから、月1しか観劇しない」と決めたのに、完全にオーバーしている。
新たな注釈として「雪組と上田先生はノーカウント」を加えよう。
来週は「フラッシュダンス」!
……え?
追記:この後、GRAPH10月号にてSAPAをしっかり理解しました。その記事はこちら。ついでにフラッシュダンスを観た感想も。
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