【観劇】「NINE」赤坂Actシアターレポ(感想)

観劇の感想
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最近太りすぎた!MACAPUです。

先日観てきたミュージカル「NINE」。

何気なく見ることにしたのですが、かなり面白かったのでレポ。

 

別のお話かと思っていたのだけど(笑)、

あの有名な「NINE」でした。(BE ITALIANとかCINEMA ITALIANOとか)

 

演出も面白かったし、俳優陣(特に城田優さん、咲妃みゆさん、春野寿美礼さん、屋比久さん)がすごかった。

 

舞台の様子がこちらに載っています。

 

事前にインタビューを見て、かなり難解なのかな?と思い、映画で予習。

予習するのは新鮮さがなくなって嫌いなのだけど、予習してよかった!(私は)

 

映画でひたすら主人公がクソ男だと知ったので、その心算で観れたし、映画との違いも面白くて。

映画を知らずに見ていたら、

ん?これお話はどうなっていくの?と、もどかしくなっていたかも。

 

友人は予習なしで観てたけど、それでも楽しかったみたい!

ざっくりですがメモメモ。

ちなみに事前に見たインタビューはこちら。

(この先ネタバレしかないです)

  

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簡単なあらすじ

超簡単に言うと、

映画監督のグイドは、新作の脚本が書けずに苦悩。

苦悩している間に、過去の女を思い出したり、閃きを求めて(?)愛人やら女に走る。

(グイドは、めちゃくちゃモテる男)

とゆうもの。

映画は、舞台を映画化したもので「シカゴ」のロブ・マーシャルさんが監督。

主人公はただのクソ女たらし最低男なので(後で詳しく)、

ストーリーよりも、

女優さんたちのそれぞれの持ち場で魅せる作品とゆう印象でした。

映画では、ペネロペ・クルスやニコール・キッドマンがやっているので、超豪華!

愛人役をペネロペ・クルスがやっているんだけど、相当可愛い。

 

映画はこちら(知っている方も多いと思いますが)

 

映画を観た感想としては、これ、舞台は相当面白そうだなーと。

でも今回見た「NINE」は、本場の舞台とは少し演出は違うのだと思います。

 

映画は、女の人たちの歌とダンスとセクシーな感じで魅せる(まさにシカゴのような)ものでしたが、

今回の舞台は「歌」がメインでした。

主人公のグイドのストーリーにも重きを置いてたかな?

 

で、何が「主人公はくそ男」かと言うと、

(舞台の方)

 

まず映画の脚本が書けないくせに、新作映画の契約をしていて、

その状況に追い込まれて、妻を連れて逃亡。

そのくせに、妻には嘘をつきまくって愛人のところに行ったり、女優にちょっかいを出したりする。(女優さんへは、ちょっかいとゆうよりインスピレーションを求めてる感じかな?)

ちょっかいを出さないと、映画のインスピレーション(?)が下りてこないらしい

あらゆる女の人に嘘をつきまくって、誠実の真反対に突き進む

妻はそれでも最初は献身的。

それをゆうみ(咲妃みゆ)ちゃんがやるところが、こちらは心が痛い。

最後は、女たち全員がグイドから離れて、グイドは映画が思いつかないまま終わる。

 

クソ男ぶりが伝わったかな…これが舞台のストーリーでした。

(汚い言葉ですみません。でも俳優さんの誰かも「クソ男」と言っていたのです笑)

 

映画の方は、

「妻からも逃亡して愛人を呼ぶ」とゆう設定なので、さらにクソ男で。

妻の気持ちわかるぅぅーーー!

自分への口説き文句を他の女優に使ってんのウザー!

みたいな感じで。

結構女性目線で繊細な気持ちが伝わってくるシーンが多くて、映画は映画で面白かったです。

舞台は、グイドの幼少期やら、グイドの苦悩にスポットが当たってたかな?

どちらにしても、難解なストーリーではなかったです。

見せ方が面白い。

映画と舞台の見せ方が違って面白い。

 

感想

全体の感想と、俳優陣について。

(配役)

グイド:城田優さん

グイドの妻:咲妃みゆ(ゆうみ)さん

グイドの母:春野寿美礼さん

グイドの愛人:土井ケイトさん

グイドのお気に入り女優:すみれさん

グイドの幼少期に影響を与えた女:屋比久知奈さん

演出・ストーリー

まず、演出が面白くて。

台詞が英語とイタリア語と日本語ごちゃまぜ

字幕が付くものもあれば、特に字幕がないものもあり。

ルー大柴みたいな感じではなく(笑)、俳優陣が英語堪能な人たちばかりで、自然!

 

理解できるか不安だったけど、

そんな心配も不要で、全く違和感なく3つの言語が混じってました

おもしろーい

 

城田君って英語しゃべれるんだっけ?と思ったら、独学らしい。

すごい!

ネイティブかと思うくらいぺらぺらでした。

咲妃みゆちゃんと城田君がイタリア語で喧嘩し始めた時は、びっくりした(笑)

  

「映画監督」なので、映写機を中心とした演出で、スクリーンに映し出される映像なども融合していて面白いの。

舞台も映画のセットのような感じで。

俳優陣

グイド:城田君

上に載せた動画にもあるけど、城田君の声色の変わり方がすごい!

オペラ歌手みたいになったり、ミュージカルやPOPS風になったり。

そして舞台は城田君中心に動いていくので、

相当一人で場を埋める必要があるのだけど、凄かった!

言葉にできないくやしさよ…

  

ルイザ:咲妃みゆちゃん

妻のゆうみちゃんが、ついにグイドにキレるシーンがあったのですが、

ゆうみちゃんとは思えないレベルに、低くてふっとい声で歌っていて!

妻のシーンもとても長いのですが、素晴らしかった。

 

前半は城田君とのラブラブキスシーンに、ドッキドキそわそわしてしまったのだけど、

そんな浅はかな反応をした自分を恥じたい。

ゆうみちゃんの本気度がすごかったです。

これに少し出ていてわかるかな――本当にすごかった。

退団後に初めてゆうみちゃんを観たのだけど、これからの舞台も観たくなるような、

まだまだ知らない「俳優のゆうみちゃん」に興味がわきました。

母:春野寿美礼さん

とーーーーーーてもよかった!!

当たり前かもしれないけど、歌が素晴らしくて。

天使の母の声?マリア様?というのか。

もう一度聞きたい。

おささんってこんな声だっけ?というくらいに、「母」の声でした。

役作りであの声を出しているならば、歌姫すぎて凄い。

 

元男役とは思えない高音の美声でオーラもすっかり「母」で、

お役にぴったりだったのですが、

 

ゆっくり上を見上げる視線の移し方、

舞台から捌けるために振り返る瞬間、

息子に手を広げる広げ方、

うなづく速度、

あらゆるところで、男役時代のおささんが垣間見えて

とっても懐かしくて。

すっかり女優さんとして素晴らしいのに、

変わっていない部分も感じられたことがすごく嬉しかったです。

 

屋比久知奈さんは、

ディズニーの「モアナと伝説の海」を歌っていたので、そのお歌が大好きだったのですが。

まっっったく毛色の違う、「BE ITALIAN」を歌っていて。

迫力がすごかったです。

どすの効いた声で。体がとっても小さいのですが、声量がすごい!

生まれ変わったらこんな声量に生まれてみたい。

最後の歌い上げもすごい。

力みなぎってる。

 

すみれさんは、

以前「二都物語」で見た時は

台詞の言い方が外国人(さ行が強い感じ)で、感情移入できなかった記憶だったのですが、

英語になるととっても良かったです。

 

あとは、映画でペネロペクルスがやっていたお役を土井ケイトさん

実年齢よりかなり上に見えてしまい(すいません、ハーフの方ということでそう見えた)混乱したのだけど、

可愛い愛人というより「安い女」設定だったのが、少し残念かなー

上手かったのですが、ちょと哀れすぎるお役で悲しくなってしまった。

美脚。

 

最後はどうなるかなー、と思っていたら、

映画よりも「死」を感じさせる絶望感の強いラストでした。

クソ男だから仕方ない!笑

映画は、晩年(?)に映画の世界に戻り、妻を愛し続けている、という終わり方でした。 

 

雑多なメモになってしまいましたが、感想は、以上です。

面白さ伝われ~!

2階席は空席が目立っていたので今からでも観れるかもしれません。ライブビューイングもあるようです。

 

いい観劇でした〜

宝塚じゃないなら、こうゆう面白い舞台を観たい!

映画だけでも楽しいのでおすすめです

いつかブロードウェイで観たいな♪

 

 

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